ダート重賞2勝、砂の大器が引退
ダートグレード競走で重賞2勝を挙げたヤマニンウルス(牡6・栗東・斉藤崇史厩舎)が競走馬登録を抹消され、引退することがJRAより発表されました。今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬となる予定です。
2着に4秒3差、衝撃のレコードデビュー
ヤマニンウルスの名を一躍知らしめたのは、2歳8月の小倉新馬戦(ダート1700メートル)でした。今村聖奈騎手を背に、2着馬に4秒3もの大差をつける圧巻のレコード勝ちでデビュー。ここから5連勝を飾り、その後も2024年のプロキオンステークス、2025年の東海ステークスと重賞を2勝しました。
昨秋の疝痛手術から、本来の状態に戻らず
転機となったのは昨秋の疝痛でした。開腹手術を受けて以降、体調が思うように整わず、今年はフェブラリーステークスを回避してポラリスステークスに出走したものの、本来の走りは見せられませんでした。東海ステークス連覇に向けて立て直しを図る予定でしたが、体調面が上向かず、引退という決断に至りました。
斉藤崇史調教師「いい子を出してほしい」
斉藤崇史調教師は種牡馬入りを受け、「いい子を出してほしいです」とコメント。通算成績は11戦6勝(地方1戦を含む)。デビューからの衝撃と、その後の重賞制覇の歩みは、多くのファンの記憶に刻まれています。
管理人のひとこと
2着馬に4秒3差をつけるデビュー戦は、正直なところ数字を見ただけでは信じがたいものがあります。それだけの衝撃を残した馬が、病気という不可抗力によって本来の力を出し切れないまま引退を迎えるのは、見ていてやはり寂しさが残ります。ですが、種牡馬として新ひだかの地で第二の人生を歩み始めるヤマニンウルス。あのレコードデビューのスピードと、東海ステークスで見せた粘り強さを受け継ぐ産駒がいつか現れることを、気長に待ちたいと思います。
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