高松宮記念を連覇したサトノレーヴが9月7日、現役引退を発表しました。北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定で、管理する堀宣行調教師のコメントが添えられての発表となりました。
出来事の概要
9月7日、堀宣行厩舎が引退を発表
サトノレーヴ(牡7、美浦・堀宣行厩舎)は現役を退き、種牡馬として社台スタリオンステーションで繋養されます。9月17日に同ステーションへ移動する予定です。堀調教師は「温かいご声援を賜り、誠にありがとうございました。引き続き産駒たちへの応援をよろしくお願い申し上げます」とコメントしています。
帰国の翌日、スプリンターズSの3週間前
サトノレーヴは約4か月に及んだイギリス遠征を終え、9月6日に帰国したばかりでした。その翌日の発表であり、秋の短距離王決定戦であるスプリンターズステークス(9月27日・中山)を3週間後に控えたタイミングでもあります。「電撃引退」と報じられているのは、この時期の早さによるものです。
背景にあるもの
90日を超える海外滞在と、3か月の着地検疫
今回の決断の背景として説明されているのが、検疫の扱いです。国外での滞在が90日を超えた馬は通常の遠征馬とは扱いが異なり、帰国後は一般の輸入馬と同じく3か月間の着地検疫を経る必要があり、その間は移動も制限されます。サトノレーヴは現在JRA競馬学校で輸入検疫を受けており、秋のシーズンに間に合う状況ではありませんでした。なお、堀調教師は筋肉量が多く暑さを苦手とする馬であることから、涼しい気候で夏場に短距離路線が整っている英国での続戦を選んだと説明しています。
サトノレーヴのプロフィール
| 年齢・所属 | 牡7/美浦・堀宣行厩舎 |
| 血統 | 父ロードカナロア/母チリエージェ(母の父サクラバクシンオー) |
| 通算成績 | 21戦9勝(うち海外8戦0勝) |
| 主な勝ち鞍 | 高松宮記念(G1) 2025年・2026年、函館スプリントS(G3)、キーンランドC(G3) |
今後どうなるか
ロードカナロアとサクラバクシンオーの血を、種牡馬として
2026年の高松宮記念での連覇は、2010年と2011年のキンシャサノキセキ以来、史上2頭目の記録でした。前年にはJRA賞最優秀スプリンターにも選ばれています。北海道日高町の白井牧場で生まれ、父にロードカナロア、母の父にサクラバクシンオーを持つ血統は、日本の短距離路線が積み重ねてきたものそのものです。その血をどう次へ渡していくのかが、これからの見どころになります。
押さえておきたいポイント
- 9月7日に引退を発表、17日に社台スタリオンステーションへ移動
- 高松宮記念(G1)を2025年・2026年と連覇。史上2頭目
- 90日を超える海外滞在により、帰国後は3か月の着地検疫が必要だったこと
- 通算21戦9勝。海外では8戦して勝ち星がなかったこと
管理人のひとこと
この夏、当ブログでもサトノレーヴの英国遠征を何度か追いかけてきました。ハナ差の2着、3着、そして9着。あと一歩まで何度も行きながら、海外での勝ち星にはついに手が届きませんでした。通算21戦9勝のうち、海外は8戦して0勝です。ただ、暑さが苦手だからと涼しい英国へ渡り、4か月も腰を据えて戦い続けた馬でもあります。その選択の代償として検疫の壁に当たり、秋を待たずに現役を終えることになった。勝ち負けとは別のところで区切りがついてしまったのは、少し切ないと感じます。それでも、あれだけ遠くまで走りにいった馬の血が日高に帰るというのは、悪くない締めくくりなのではないでしょうか。
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