中京競馬場で行われた第43回東海ステークス(GIII)は、7番人気のマテンロウコマンドが直線で並み居る人気馬を差し切り、悲願のJRA重賞初制覇を成し遂げました。前走の黒船賞(高知・GIII)に続く重賞2連勝という離れ業に、スタンドからは驚きの声が上がりました。
レースの展開と結果
いつ、どこで何があったか
2026年7月26日、中京競馬場のダート1200メートルで行われた東海ステークス。良馬場のなか、松山弘平騎手騎乗のマテンロウコマンド(牡4・栗東・長谷川浩大厩舎)は好スタートを切ると、3番手につけてレースを進めました。直線に入ると力強く伸び、6番人気メイショウハチローに4分の3馬身差をつけてゴール。勝ちタイムは1分22秒8でした。3着には1番人気のドンインザムードが入りました。
鞍上・松山弘平騎手のコメント
レース後、松山弘平騎手は「スタートも良かったですし、14番という枠順も良かった。リズム良く3番手で競馬して、最後もしっかり伸びてくれて強かったと思います。思い通りにいったかなと思います」とレースを振り返りました。さらに「中央だとしんどいところがあったのですが、さらに成長もしていますし、地方だけでなく、中央の馬場でも重賞を勝ち切ることができたのはうれしく思います」と、馬の成長を実感している様子でした。
黒船賞からの電撃重賞2連勝
高知の重賞から中央重賞へ
マテンロウコマンドは前走、高知競馬場で行われた黒船賞(GIII)を制して重賞2勝目を挙げたばかりでした。地方競馬の重賞から間隔を詰めて中央の重賞に挑み、そのまま勝ち切ったことは、陣営にとっても大きな自信になったはずです。長谷川浩大調教師は東海S前の調整でも「コンディションはすごくいい」「暑さにやられている感じは一切ない」と、馬の充実ぶりを語っていました。
数字で見る強さ
| レース | 開催地 | 着順 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 黒船賞(GIII) | 高知 | 1着 | – |
| 東海ステークス(GIII) | 中京 | 1着 | 7番人気 |
平場からの叩き上げでここまで駆け上がってきたマテンロウコマンドにとって、7番人気という低評価をはねのけての勝利は、実力が数字に追いついてきたことの証明といえそうです。
今後の展望
秋競馬へ向けて
重賞を連勝したことで、秋のダートグレードレースへの参戦も現実味を帯びてきました。ダート短距離路線は層が厚く、簡単な戦いは続かないと見られますが、今の勢いがあれば十分に上位争いに加われる存在です。
押さえておきたいポイント
中央・地方を問わず結果を残せる点は、今後のローテーションの幅広さにもつながります。次走がどのレースに定まるか、陣営の発表に注目です。
管理人のひとこと
地方の重賞から中央の重賞へ、間隔を空けずに連勝を飾る馬は決して多くありません。かつて笠松からJRA重賞を制したオグリキャップの物語を思い出す方も多いのではないでしょうか。時代もコースも違いますが、「格の壁を自分の脚力で越えていく」というドラマは、いつの時代も競馬ファンの心を熱くします。マテンロウコマンドがこのままどこまで駆け上がっていくのか、目が離せません。
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