北海道・門別競馬場で行われた重賞、旭岳賞を制したのは、道営を代表する古豪ベルピットでした。同一重賞での3連覇という偉業とともに、重賞最多勝記録を18勝へと伸ばしています。
旭岳賞完全制覇 ベルピットが3年連続の載冠
圧巻の6馬身差、稍重のダート1600mを制す
7月29日、門別競馬場で行われた第12回旭岳賞(3歳上・重賞・ダート1600メートル・1着賞金500万円)は、1番人気のベルピット(牡6歳、北海道・角川秀樹厩舎)が優勝しました。2番人気のヒロシクンに6馬身差をつける圧勝で、勝ちタイムは稍重の馬場で1分40秒1。道中の運びから直線の伸びまで、危なげのない内容でした。
これで重賞18勝、地方競馬所属馬の最多記録に
この勝利により、ベルピットの重賞勝利数は通算18勝に到達しました。これは地方競馬所属馬による重賞最多勝記録であり、しかも旭岳賞そのものを3年連続で制するという、同一重賞における史上初の3連覇でもあります。まさに「道営の絶対王者」と呼ぶにふさわしい実績です。
「道営の絶対王者」その強さを支えるもの
基本データで見るベルピット
| 生年月日 | 2020年5月15日 |
| 毛色 | 黒鹿毛 |
| 産地 | 門別 |
| 馬主 | 廣松金次氏 |
| 調教師 | 角川秀樹(北海道) |
| 主戦騎手 | 桑村真明騎手 |
| 通算成績 | 29戦22勝 |
| 総賞金 | 約1億5796万円 |
パイロ×ダイワメジャー、そして桑村真明騎手との二人三脚
父はダート適性の高さで知られるパイロ、母ベルラインの父はダイワメジャーという血統構成です。スピードとタフさを併せ持つ配合が、6歳になった今もなお衰えない安定感につながっているといえるでしょう。レースでは主戦の桑村真明騎手が手綱を取り続けており、長年培われてきたコンビの信頼関係が、プレッシャーのかかる重賞の舞台でも力を発揮しています。
今後の展望
記録はどこまで伸びるか
29戦22勝、勝率7割超という驚異的な数字を残しているベルピット。重賞18勝という記録がどこまで伸びていくのか、地方競馬ファンの注目はすでに次のレースへと移っています。
押さえておきたいポイント
- 旭岳賞3連覇は同一重賞史上初の快挙
- 重賞18勝は地方競馬所属馬の最多記録
- 主戦・桑村真明騎手との連携が安定感の源泉
管理人のひとこと
中央競馬のスターホースが脚光を浴びる一方で、地方競馬にも静かに歴史を積み重ねてきた名馬がいます。ベルピットもその一頭でしょう。派手な移籍や大舞台への挑戦こそありませんが、生まれ育った北海道の地で、同じ重賞を3年続けて勝ち切るという偉業は、決して簡単なことではありません。一度築いた信頼関係を壊さず、馬と人がともに歳を重ねながら記録を更新していく姿には、中央のGIとはまた違う趣きの感動があります。「無事に勝てて良かったです」という簡潔な言葉の裏に、積み重ねてきた年月の重みを感じずにはいられません。
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