アルトラムスが菊花賞(10月25日・京都芝3000m)を回避することになりました。神戸新聞杯で二冠馬ロブチェンと鼻差の2着に好走し、三冠阻止の有力候補と目されていましたが、左後肢の歩様の乱れが見つかり、大一番への出走を見送る判断が下されました。
出来事の概要
アルトラムスが菊花賞を回避、社台サラブレッドクラブが発表
菊花賞の回避が明らかになったのは10月14日です。アルトラムス(牡3歳、栗東・野中賢二厩舎、父イスラボニータ)を所有する社台サラブレッドクラブが、ホームページで出走を見送ることを発表しました。同馬は菊花賞に登録を済ませており、本番まで2週間を切ったタイミングでの回避決定となりました。
左後肢のハ行で無理をせず
発表によると、10月13日に左後肢のハ行が確認されました。ハ行(跛行)とは、脚の痛みや違和感によって歩き方のリズムが乱れる状態のことです。検査では骨に異常は見つかりませんでしたが、違和感が残っている状態で無理はできないとして、出走を見送る決断に至ったとされています。骨折などの重い診断ではなかった点は、ファンにとってせめてもの救いといえそうです。
背景にあるもの
神戸新聞杯でロブチェンに鼻差まで迫った実力
アルトラムスは春に毎日杯を制して重賞初勝利を挙げました。その後のクラシックでは皐月賞18着、日本ダービー6着と結果を残せませんでしたが、秋の始動戦となった神戸新聞杯で一変します。皐月賞と日本ダービーを制した二冠馬ロブチェンを相手に、鼻差の2着まで食い下がりました。鼻差は馬の鼻先ほどのわずかな差で、着差としては最も小さい部類に入ります。
神戸新聞杯の詳しい内容は神戸新聞杯でロブチェンがハナ差Vを決めた一戦の記事で振り返っています。この好走で、菊花賞ではロブチェンの三冠を阻むライバルの1頭として名前が挙がっていました。
アルトラムスの現状を整理
| 馬名 | アルトラムス(牡3歳、父イスラボニータ) |
| 所属 | 栗東・野中賢二厩舎 |
| 主な実績 | 毎日杯1着、神戸新聞杯2着 |
| 春のクラシック | 皐月賞18着、日本ダービー6着 |
| 回避理由 | 10月13日に左後肢のハ行を確認(骨に異常なし) |
今後どうなるか
菊花賞はロブチェンの三冠挑戦に注目
菊花賞は皐月賞、日本ダービーと並ぶ牡馬クラシック三冠の最終戦で、京都の芝3000mという長丁場で争われます。アルトラムスの不在によって、ロブチェンの三冠達成を阻む有力候補が1頭減った形です。一方で、ほかの路線からも挑戦者がそろっており、最後の一冠をめぐる争いは引き続き見どころの多いものになりそうです。
アルトラムス自身の次走や復帰時期については、現時点で発表されていません。骨に異常がなかったことから、脚元の状態が落ち着けば改めて目標が示されるものと見られます。陣営からの続報を待ちたいところです。
関連記事:神戸新聞杯2着のアルトラムス、菊花賞を視野に 野中師は内容を高く評価
押さえておきたいポイント
- アルトラムスは10月25日の菊花賞を回避。10月14日に社台サラブレッドクラブが発表
- 10月13日に左後肢のハ行が判明。検査で骨に異常はなかった
- 神戸新聞杯で二冠馬ロブチェンと鼻差の2着に入り、三冠阻止の候補と目されていた
- 次走や復帰時期は未定。今後の発表に注目
管理人のひとこと
神戸新聞杯であれだけロブチェンを追い詰めた走りを見て、菊花賞での再戦を本当に楽しみにしていました。それだけに回避の知らせは残念ですが、骨に異常がなかったと聞いて少しほっとしています。違和感を抱えたまま走らせない判断は、馬の将来を思えばこそでしょう。春の毎日杯から秋に一段と力をつけた馬なので、元気な姿で戻ってきてくれる日を気長に待ちたいと思います。
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