【騒動】仔馬への不適切動画騒動について。競馬関係者の声と、ファンが今取るべき「冷静な対応」

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現在、SNS等を中心に「仔馬カメラ」の配信映像を発端とした、生産牧場(有限会社浜本牧場)における仔馬への不適切な扱い(躾の範疇を超えた暴力・虐待ではないかという疑惑)の動画が広く拡散され、大きな波紋を呼んでいます。

競走馬を愛し、その成長を心から応援している競馬ファンの一人として、このようなショッキングな映像が世に出てしまったことに対し、非常に強い遺憾の意を表明します。

人間の赤ちゃんと同じように、まだ言葉も分からず、体も心も未発達な仔馬に対して、恐怖や暴力で強引に従わせようとしても伝わるはずがありません。いかなる理由があれ、命ある動物に対する暴力や明らかな虐待行為は、決して許されるべきではありません。

【誤解注意】「仔馬カメラ」と「浜本牧場」は別の組織です

この騒動において、SNS上で一部情報が混同されていますが、配信元である「仔馬カメラ」と、不適切な扱いを行ったとされる「有限会社浜本牧場」は全く別の組織です。

  • 仔馬カメラとは: 出産から仔馬の成長、そして引退後の余生までを定点カメラでライブ配信し、ファンと共に馬の成長を見守ることを目的としたYouTubeチャンネル(メンバーシップ制の配信を含む)で、運営は企業(仔馬カメラ株式会社)です。
  • 今回の騒動との関係性: 仔馬カメラは以前、ファンの無断訪問等のトラブルから馬を守るため、クラウドファンディングを実施してカメラの設置場所(提携牧場)を移転しました。その移転先の牧場が、今回の騒動の舞台となっている「有限会社浜本牧場」です。

つまり、動画内で仔馬に不適切な行為をしているとされるのは牧場側の人物であり、仔馬カメラの運営スタッフではありません。

ファンに馬の成長を届けるために設置した定点カメラが、皮肉にも提携先牧場での不適切な扱いを映し出す結果となってしまった、というのが今回の構図です。

ここを混同して「仔馬カメラ」自体へ感情的な怒りをぶつけるのはお門違いとなるため、注意が必要です。

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関係各所からの声

1. 生産現場からの悲痛な叫び「これが当たり前ではない」

多くの生産牧場が、今回の動画のような扱いを「一般的な躾(しつけ)」として明確に否定しています。

  • ワールドファーム様(青森県の生産牧場) 「仔馬を扱っています。あの動画のような殴る・蹴る・地面に叩きつける扱いは、私の知る牧場では行いません。(中略)この時期の仔馬は骨や関節が弱く繊細です。(中略)仔馬は母馬のそばで安心させながら、少しずつ人に慣らしていくのが普通です。すべての牧場があのような扱いをしているわけではないことを知ってほしい」とX上で発信したと報じられています。
  • ほかの生産者から 「頸椎損傷のリスクがある」「大規模牧場では絶対にやらない」といった声も出ていると報じられています。

2. トレセン側の視点「怒りに任せた暴力は躾ではない」

馬を扱う上での「厳しさ」と「暴力」の明確な違いについて、説得力のある意見が発信されています。

  • 和田 翼 様(元JRA騎手) 自身のXで「どんな理由があったとしても、あのような扱いはあってはいけない」としたうえで、「言うことを聞かない。思い通りにならない。腹が立つ。そういう瞬間があるのも、この世界にいる人なら誰でも分かると思います」「ただ、こんな扱いをされる馬が一頭もいない世界であってほしいと心から思います」と発信したと報じられています。

3. 馬主・関係者からの怒りと苦言

  • 馬主の立場から 「安全第一は正しいが、安全=暴力ではない」と反論し、「こんな牧場から馬を買いたくない」との懸念を示す声も出ていると報じられています。
  • 牧場側の反論への反発 牧場側がXで「躾」だと主張し、批判に対して挑発的な投稿を続けたことに対しても、さらに強い反発が広がったと報じられています。

仔馬カメラからの公式アナウンス

騒動の発端となった映像を配信していた「仔馬カメラ」公式からも、以下のアナウンスが出されています。

「現在仔馬カメラに関してさまざまなご意見をいただいております。状況を確認しながら、今後の発信や運営体制も含めて見直しを進めています」


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私たち競馬ファンが今、取るべき行動

関係者の皆様の声からも分かる通り、この問題はすでに業界全体で共有され、非常に重く受け止められています。だからこそ、私たち一般のファンは、少しだけ立ち止まって冷静になる必要があります。

■ 感情的な「SNSでの誹謗中傷」は解決に繋がりません

馬を愛するがゆえの怒りや悲しみは痛いほど分かります。

しかし、対象の牧場や関係先に対し、直接的なネットリンチや言葉の暴力をSNSでぶつける行為は、仔馬を救う根本的な解決にはなりません。

事態をより複雑に、そして悪化させてしまう危険性があります。

■ 行動を起こすなら「適切な関係機関」へ

もし「どうしても馬の命を守るために行動したい」と強く願うのであれば、SNSで怒りを撒き散らすのではなく、動物愛護法を管轄する行政機関(北海道 日高振興局や管轄の保健所など)や、管轄の警察署へ、冷静に「事実関係の確認と適切な指導」を要望・相談するのが、最も正しく効果的なアプローチです。

通報の際は感情的にならず、動画のURL等の客観的な情報を冷静に伝えることが大切です。

■ 各所の公式な情報を待ちましょう

仔馬カメラ側も、状況を確認しながら運営体制の見直しを進めているとしています。

私たち関係者以外の競馬ファンは、根拠のない憶測を広めたり、攻撃的な投稿に加担したりすることなく、まずは各所からの公式な情報や対応状況を待ちましょう。

すべての馬たちが、適切な環境で愛情と尊厳をもって育てられることを、心から願ってやみません。

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