11月3日に金沢競馬場で行われたJBCレディスクラシック2026(JpnI・ダート1500m)は、川田将雅騎手が騎乗した4番人気のアンズアメが好位から早めに先頭に立って押し切り、4連勝でJpnI初制覇を果たしました。2着は2番人気のメモリアカフェ、3着は1番人気のタガノミストで、JRA勢が上位4着までを占めました。
レース結果
JBCレディスクラシック2026はアンズアメが1分32秒7で優勝
天候は晴れ、馬場は稍重。ラブラブパイロが出走を取り消し、11頭で争われました。勝ったアンズアメ(牝4、栗東・高柳大輔厩舎、父ドレフォン)の勝ちタイムは1分32秒7で、2着メモリアカフェとの着差は1馬身半。さらにクビ差の3着にタガノミストが入りました。アンズアメは馬体重を13キロ増やしての出走でした。
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 所属 | 騎手 | タイム・着差 | 人気 |
| 1 | 9 | アンズアメ | JRA栗東 | 川田将雅 | 1:32.7 | 4 |
| 2 | 5 | メモリアカフェ | JRA美浦 | 武豊 | 1馬身半 | 2 |
| 3 | 12 | タガノミスト | JRA栗東 | 岩田望来 | クビ | 1 |
| 4 | 11 | テンカジョウ | JRA栗東 | 松山弘平 | 1馬身 | 3 |
| 5 | 8 | プロミストジーン | 大井 | 吉原寛人 | 3馬身 | 5 |
| 7 | 1 | タマモフリージア | JRA栗東 | 田口貫太 | – | 6 |
| 8 | 3 | スカンジナビア | 高知 | 井上瑛太 | – | 8 |
| 10 | 7 | アンジュルナ | 浦和 | 野畑凌 | – | 7 |
JBCレディスクラシック2026の主な払戻金
| 券種 | 組み合わせ | 払戻金 |
| 単勝 | 9 | 800円 |
| 複勝 | 9/5/12 | 150円/110円/100円 |
| 馬連 | 5-9 | 1,100円 |
| 馬単 | 9-5 | 2,770円 |
| 3連複 | 5-9-12 | 600円 |
| 3連単 | 9-5-12 | 6,640円 |
レースの振り返り
スカンジナビアとアンジュルナが先行、アンズアメは4番手
スタート後は、地方勢のスカンジナビアとアンジュルナが並んで前に出て、大外12番のタガノミストが3番手につけました。アンズアメはそのすぐ後ろの4番手で、メモリアカフェは好スタートからタマモフリージアと並ぶ5、6番手を進みました。テンカジョウはその後ろ、プロミストジーンは後方から運ぶ形でした。
3コーナーで内をすくったアンズアメが早めに先頭へ
レースが動いたのは3コーナーです。アンズアメは逃げ馬の内側に進路を取り、前の3頭に並びかけると、4コーナーでは単独の先頭に立ちました。その外からメモリアカフェとタガノミストが並んで追い上げましたが、アンズアメは直線236mでも脚いろが鈍らず、上がり3ハロン36秒5はメンバー最速。1200m戦で3連勝してきた馬が、距離延長となった1500mで最後まで踏ん張りました。
メモリアカフェは好位から抜群の手応えで直線を迎えましたが、勝ち馬との差を詰め切れず2着。タガノミストは外枠から外を回る形になり、クビ差の3着でした。テンカジョウはさらに1馬身差の4着。地方勢では、地元金沢の吉原寛人騎手が騎乗したプロミストジーンの5着が最先着で、先行したスカンジナビアは8着、3歳のアンジュルナは10着でした。
勝ち馬と有力馬のコメント
川田将雅騎手「希望の広がる結果だと思います」
川田将雅騎手は勝負どころで内を突いた判断について「返し馬で使えるなと判断したので、あそこを通ってきました」と説明しました。距離への不安もあったなかで1500mをこなしたことを受け、「これは希望の広がる結果だと思います」と話しています。高柳大輔調教師は「最後はよくしのいでくれました」と振り返り、「選択肢が広がりましたね。1500メートルまでは持つんだと」と今後への手応えも口にしました。
メモリアカフェは2着、タガノミストは3着
初コンビで2着のメモリアカフェに騎乗した武豊騎手は「勝ち馬がしぶとかったね。前が止まらなかった。残念」とコメント。3着タガノミストの岩田望来騎手は、勝ち馬と2着馬が内を通ったことに触れつつ「外を回ってよく走ってくれた」と健闘をたたえました。4着テンカジョウの松山弘平騎手は「忙しい形の競馬になってしまいました」、5着プロミストジーンの吉原寛人騎手は「位置取りは想定通り」と話しています。
記録と今後
アンズアメは4連勝、川田騎手は5年ぶりのJBCレディスクラシック2勝目
アンズアメは3勝クラス、オープン特別、8月のクラスターカップに続く4連勝で、JpnI初勝利となりました。重賞初制覇の一戦は盛岡クラスターカップ、アンズアメが差し切り重賞初制覇で紹介しています。川田将雅騎手は、前回金沢で行われた2021年のテオレーマに続き、5年ぶりのこのレース2勝目です。高柳大輔調教師は日本時間11月1日朝に米国のBCスプリントをテーオーエルビスで制したばかりで、日米での大きなタイトル獲得となりました。
一方、重賞4連勝を狙ったメモリアカフェは重賞の連勝が3で止まり、武豊騎手の2019年ヤマニンアンプリメ以来となるこのレース2勝目もなりませんでした。アンズアメの次走は、11月3日時点で発表されていません。レース前の有力馬の状態や枠順はJBCレディスクラシック2026展望、4競走の顔ぶれはJBC2026ガイド 4競走の選定馬と注目馬にまとめています。
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管理人のひとこと
1200mで連勝してきたアンズアメが、距離の壁を越えてJpnIの頂点に立った姿には胸が熱くなりました。3コーナーで迷わず内へ潜り込んだ川田騎手の判断も見事でした。メモリアカフェは最後までしっかり脚を使い、タガノミストも外を回りながら懸命に粘りました。連勝が止まった2頭にも大きな拍手を送り、これからの牝馬ダート路線を楽しみに見守りたいと思います。
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