11月3日に門別競馬場のダート1800m(稍重)で行われたJBC2歳優駿2026(JpnIII)は、1番人気のオーリエイト(JRA・栗東、吉村誠之助騎手)が直線で抜け出し、追い込んだ3番人気マルカルーカスをアタマ差しのいで優勝しました。勝ちタイムは1分55秒7。3着には2番人気のワンダーマーベルが入り、上位3頭をJRA勢が占めました。サンライズカップを制した地元のイケメンモンスターは7着、地元勢の最先着は4着のソルデイスターでした。
レース結果
JBC2歳優駿2026はオーリエイトがアタマ差V
勝ったオーリエイトは、父ナダル、母ピュリティゴールド(母の父ゴールドアリュール)という血統の2歳牡馬で、栗東・小栗実厩舎の所属です。8月29日の中京の未勝利戦を10馬身差で圧勝したのに続く2連勝で、キャリア3戦目にして重賞初制覇を果たしました。単勝は250円で、1番人気に応えた形です。
2着のマルカルーカスはデビュー2戦目での重賞挑戦でしたが、上がり3ハロンはメンバー最速の38秒4をマークし、勝ち馬にアタマ差まで迫りました。3着のワンダーマーベルはそこから3馬身差。さらに3馬身離れた4着に北海道のソルデイスター、5着にアンサラーが続き、角川秀樹厩舎の2頭が地元勢の上位を占めました。
JBC2歳優駿2026 着順表
| 着順 | 馬名(所属) | 騎手 | 調教師 | タイム・着差 | 人気 |
| 1 | オーリエイト(JRA) | 吉村誠之助 | 小栗実 | 1:55.7 | 1 |
| 2 | マルカルーカス(JRA) | 幸英明 | 福永祐一 | アタマ | 3 |
| 3 | ワンダーマーベル(JRA) | 横山琉人 | 斎藤誠 | 3馬身 | 2 |
| 4 | ソルデイスター(北海道) | 阿部龍 | 角川秀樹 | 3馬身 | 8 |
| 5 | アンサラー(北海道) | 桑村真明 | 角川秀樹 | 1馬身半 | 9 |
| 6 | タルマエドン(北海道) | 御神本訓史 | 田中淳司 | 3馬身 | 6 |
| 7 | イケメンモンスター(北海道) | 渡辺竜也 | 米川昇 | クビ | 4 |
| 8 | ギブリ(JRA) | 横山典弘 | 松永幹夫 | 1馬身半 | 5 |
| 9 | ダブルゲーム(北海道) | 山本聡哉 | 角川秀樹 | クビ | 10 |
| 10 | ミッションフェロー(北海道) | 石川倭 | 村上正和 | 7馬身 | 11 |
| 11 | マイセイバー(JRA) | 嶋田純次 | 高橋文雅 | 2馬身 | 7 |
JBC2歳優駿2026 払戻金
| 券種 | 組み合わせ | 払戻金 |
| 単勝 | 1 | 250円 |
| 複勝 | 1/6/9 | 120円/170円/130円 |
| 馬連複 | 1-6 | 810円 |
| 馬連単 | 1-6 | 1,270円 |
| 三連複 | 1-6-9 | 950円 |
| 三連単 | 1-6-9 | 3,550円 |
レースの振り返り
スタートで出遅れ気味も外から進出
最内1番枠から発走したオーリエイトは、スタートがひと息でした。吉村騎手によると、もともとゲートがあまり得意ではない馬で、そこも想定して臨んだものの、この日は思い描いた形では運べなかったそうです。それでも吉村騎手は慌てず、道中で外から位置を押し上げていきました。好位まで取り付いて最後の直線に向くと、そこからしっかりと脚を伸ばして先頭に立ちました。
勝因は、想定外の展開にも崩れなかった操縦性と、直線で抜け出してからの粘り強さでしょう。稍重のダートで勝ちタイムは1分55秒7、勝ち馬自身の上がり3ハロンは39秒2。外から迫られてもアタマ差で踏ん張りました。前走の10馬身差に続き、初めての重賞でも結果を出した内容は、能力の高さを示すものだと思います。
マルカルーカスは後方から猛追、人気の地元勢は苦戦
2着のマルカルーカスは後方から追い上げ、直線では外から勝ち馬に迫りました。メンバー最速の上がりでアタマ差まで詰め寄っており、新馬戦に続いて末脚の確かさを見せています。2番人気のワンダーマーベルも3着を確保し、JRAの3頭が馬券圏内を独占しました。
一方、4番人気に推されたサンライズカップの勝ち馬イケメンモンスターは7着、重賞で2着が続いていたタルマエドンは6着と、地元の重賞組は上位争いに加われませんでした。JRA勢でも芝の重賞サウジアラビアロイヤルカップから参戦したギブリは8着、初ダートを勝って臨んだマイセイバーは11着に終わっています。
勝ち馬と有力馬のコメント
吉村誠之助騎手「ヒヤヒヤしましたね」
オーリエイトに騎乗した吉村誠之助騎手は、レース後に道中の対応について「非常によく馬がこたえてくれたなと思います」と振り返りました(スポーツ報知、netkeiba掲載)。直線で抜け出した後、外からマルカルーカスに迫られた場面については「ヒヤヒヤしましたね」と率直に話しています。馬の成長ぶりについては「着実に成長してくれていると思います」と語り、まだ改善すべき点はあるとしながらも、より大きな舞台を目指す考えを示しました。
2着のマルカルーカス、3着のワンダーマーベル、地元勢の陣営のコメントは、この記事の公開時点では確認できていません。
記録と今後
JRA所属馬は5勝目、吉村騎手と小栗調教師に初の勲章
吉村誠之助騎手にとっては、地方競馬で行われる交流重賞の初勝利となりました。開業4年目の小栗実調教師は、JRAの重賞を含めてこれが重賞初勝利です。JBC2歳優駿でJRA所属馬が勝つのは、2021年のアイスジャイアント、2022年のゴライコウ、2023年のフォーエバーヤング、2025年のタマモフリージアに続いて5勝目。1番人気馬の優勝は2023年のフォーエバーヤング以来となります。
2023年の勝ち馬フォーエバーヤングが世界の舞台へ羽ばたいたように、JBC2歳優駿は出世レースとして知られています。オーリエイトの次走は発表されていませんが、デビューから3戦2勝で重賞タイトルを手にした素質馬が、この先どのような舞台に向かうのか注目されます。レース前の見どころはJBC2歳優駿2026展望で、JBC2026の4競走の全体像はJBC2026ガイド 4競走の選定馬と注目馬でまとめています。
G1の前後は「グリーンチャンネル」がもっと楽しい
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管理人のひとこと
スタートで後手に回ったときはヒヤリとしましたが、外から自分で動いて押し切ったオーリエイトの勝ちっぷりには、底知れない器の大きさを感じました。吉村騎手と小栗調教師にとっても記念すべき勝利で、本当におめでとうございます。最後まで迫ったマルカルーカスの末脚も見事でした。地元の期待を背負ったイケメンモンスターやタルマエドンも、この経験を糧にまた強くなって戻ってきてほしいです。
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