戸崎圭太騎手、フィンガーで東京ダービー制覇 大井出身騎手が見せた15年越しの想い
「僕の出身の大井で勝つことができて、とても感慨深く思っています」。レース後、静かにそう語った戸崎圭太騎手の表情には、言葉以上の重みがありました。2026年6月10日、大井競馬場で行われた第72回東京ダービー(JpnI・ダート2000メートル・16頭立て)は、フィンガー(戸崎圭太騎手)が逃げ切り、羽田盃に続くダート二冠を達成しました。
タフな競馬を選んだ、逃げの決断
戸崎騎手は「調教師と話し合って、タフな競馬がこの馬の良さを引き出すと思ったので、積極的に先手を取りに行きました」とレース後にコメント。直線では手応えが苦しくなる場面もありましたが、フィンガーはしぶとく踏ん張り、そのまま押し切っての優勝となりました。優勝賞金は1億円です。
地方競馬出身、大井で掴んだ15年ぶりの栄冠
戸崎騎手にとって、東京ダービー制覇は今回で5勝目。しかし、地方競馬所属時代を離れてJRA所属騎手となってから、実に15年ぶりの制覇となりました。かつて大井競馬場を主戦場としていた戸崎騎手にとって、その古巣で挙げた勝利は特別な意味を持ちます。
東京ダービー2026 レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年6月10日 |
| 会場 | 大井競馬場・ダート2000メートル |
| 勝ち馬 | フィンガー |
| 騎手 | 戸崎圭太 |
| 戦法 | 逃げ切り |
| これまでの実績 | 羽田盃に続くダート二冠達成 |
| 優勝賞金 | 1億円 |
「東京ダービーは、地方競馬の騎手だった頃からずっと勝ちたいと思っていたレースでした。それをJRAの騎手として、しかも大井で勝つことができたのは、僕にとって特別な一戦です」。戸崎騎手のこの言葉には、長年抱き続けてきた想いが凝縮されているように感じられます。
管理人のひとこと
騎手としてのキャリアの原点である大井競馬場で、15年という長い年月を経て掴んだ東京ダービー制覇。これほどドラマチックな物語が、今の中央競馬にはまだ残されているのだと、あらためて胸が熱くなりました。
思えば、地方競馬からJRAへと活躍の場を移し、そこで大きな成功を収めた騎手は決して少なくありません。しかし、古巣に錦を飾るという形でその軌跡を締めくくれる騎手はそう多くはないでしょう。フィンガーという一頭の馬を通じて、戸崎騎手は自身の騎手人生そのものを物語ってくれたのかもしれません。次なる大舞台でも、あの真っ直ぐな逃げの競馬を見せてくれることを楽しみにしています。

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