突然の豪雨が降り注いだ6月14日(日)、第67回宝塚記念(GI・阪神芝2200m)でメイショウタバル(武豊騎手)が2分12秒1のタイムで史上3頭目となる連覇を達成しました。単勝1番人気クロワデュノールをクビ差しのいだ劇的な勝利は、57歳の武豊騎手が安田記念(シックスペンス)に続いて2週連続でG1タイトルを手にする快挙でもありました。
宝塚記念2026 レース結果
| 着順 | 馬名 | 騎手 | タイム/差 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | メイショウタバル | 武豊 | 2:12.1(重) | 2番人気 |
| 2着 | クロワデュノール | 北村友一 | クビ差 | 1番人気 |
| 3着 | ダノンデサイル | 戸崎圭太 | 2馬身半 | 3番人気 |
レース回顧 ── 雨が呼び込んだドラマ
発走直前から降り始めた雨は瞬く間に馬場を「重」へと変えました。メイショウタバルは武豊騎手の十八番、「離れた2番手」のポジションから最後の直線で仕掛けを開始。猛追するクロワデュノールをクビ差しのいでゴール板を駆け抜けました。
武豊騎手はレース後、「クロワデュノールが来ているのはわかっていましたが、この馬の地力を信じていました。雨のなか、本当によく走ってくれました」とコメント。斉藤崇調教師も「正直、馬場が渋ったのは助かった部分もある。でも、それを跳ね返せるだけの馬に育ってくれた」と目を潤ませました。
武豊57歳・2週連続G1制覇の偉業
先週の安田記念(シックスペンス)に続き、2週連続でG1を手にした武豊騎手。57歳でのG1制覇は自ら更新し続ける「最年長G1勝利記録」の塗り替えでもあります。
- 通算G1勝利数:86勝(日本記録更新)
- 宝塚記念制覇:6度目(国内最多)
- 騎手デビュー:1987年(今年で騎手生活40年目)
「ようやくピークが来たようで……(笑)」という軽妙なコメントにスタンドは笑いと拍手に包まれました。そして一転、「胸を張ってフランスへ行けます」と凱旋門賞(10月4日・パリロンシャン芝2400m)への強い意志を示しました。
秋の目標は凱旋門賞
メイショウタバルは既に凱旋門賞の登録馬リストにも名を連ねており、秋の欧州遠征が現実味を帯びてきました。「どんどん強くなっている」と陣営も手応えを感じており、春秋の古馬G1路線を制した今、次なるステージへの準備が始まっています。
管理人のひとこと
メイショウタバルの父はゴールドシップ。そのゴールドシップ自身、宝塚記念を3連覇(2013〜2015年)した「ロマン灰色」と呼ばれた名馬でした。父が愛し、幾度も制した聖地・阪神芝2200m──その血を受け継いだ息子がまた連覇を達成するとは、なんと美しいめぐり合わせでしょう。武豊騎手がフランスで花を咲かせる秋を、全力で応援したいと思います。

コメント