直線での進路取り一つが、裁定委員会にまで持ち込まれました
6月28日、函館競馬場で行われた函館記念(GIII・芝2000メートル)の裁決をめぐり、藤原英昭調教師が行った不服申し立てが棄却されました。JRAは、レース結果を巡る一連の審理の結果を発表しています。
レースで何が起きたのか
最後の直線、1着入線したファウストラーゼンが外側に斜行し、2着入線したケリフレッドアスク(藤原英昭厩舎の管理馬)の進路がわずかに狭くなりました。裁決委員はこの進路取りを審議しましたが、着順は到達順位通りに確定。ファウストラーゼンに騎乗した小林美駒騎手には、7月11日から19日までの9日間の騎乗停止処分が科されました。
納得できなかった藤原師、不服申し立てへ
この裁決に対し、藤原英昭調教師は6月30日付で、降着申し立てが棄却された裁決そのものの取り消しを求める不服申し立てを実施しました。管理馬の進路が狭められたにもかかわらず着順が変わらなかったことに、陣営として承服できない思いがあったとみられます。
裁定委員会が下した結論
JRAは7月7日、裁定委員会でこの不服申し立てを審理し、翌日にかけて「不服申し立てを棄却する」と正式に発表しました。ファウストラーゼンとケリフレッドアスクの着順、そして小林美駒騎手への処分は、いずれもそのまま確定することになります。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 6月28日 | 函館記念でファウストラーゼンが1着入線、直線で外側へ斜行 |
| 6月28日 | 裁決委員が審議、着順は到達順位通りに確定 |
| 6月30日 | 藤原英昭調教師が裁決の取り消しを求め不服申し立て |
| 7月7日 | JRA裁定委員会が審理 |
| 7月8日 | 「不服申し立てを棄却」とJRAが発表 |
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管理人のひとこと
進路取りをめぐる裁決は、いつの時代も競馬の奥深さと厳しさを同時に教えてくれます。ハナ差、アタマ差で着順が入れ替わる世界だからこそ、直線でのわずかな斜行ひとつが、管理馬を託された調教師にとっては見過ごせない一大事になるのだと思います。かつて大レースの大接戦でも、進路をめぐる裁決が大きな話題となったことがありました。勝ち負け以上に「正々堂々とした決着」を求める気持ちは、騎手にも調教師にも、そして私たちファンにも共通するものではないでしょうか。ケリフレッドアスクにとっては悔しい結果となりましたが、次走でその走りを取り返してくれることを期待したいです。
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