骨折の恐怖に打ち勝てず、22歳の若武者が下した引退の決断
JRAは2026年7月15日、鷲頭虎太騎手(22)が7月31日付で現役を引退し、栗東・福永祐一厩舎の調教助手に転身することを発表しました。JRA通算34勝を挙げた鷲頭騎手の引退表明の裏には、3年前に負った大きなケガがありました。
3年前の落馬事故が転機に
鷲頭騎手は2024年5月4日、新潟の障害未勝利戦で落馬し、胸椎5本を骨折する重傷を負いました。この経験について、鷲頭騎手は次のように振り返っています。
「大きなケガをして、危険な職業だと理解しているつもりで覚悟もしていたけど、それがぐらついてしまいました。私生活も結婚したりとかでガラッと変わって、恐怖心が勝ってきた感じが自分の中でありました」
ラストは地元・函館で
鷲頭騎手にとって最後の騎乗は、日曜・函館7Rが予定されています。「まさか最後に騎乗依頼をいただけるとは」と、最終週にも縁のあった厩舎から声がかかったことに感謝の言葉を述べています。
目指すのは「G1で活躍する馬に乗れる助手」
今後は恩師である福永祐一調教師のもとで調教助手として再出発します。鷲頭騎手は「G1の舞台で活躍できる馬に乗れる助手になりたい」と、新たな目標を語りました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 引退日 | 2026年7月31日 |
| JRA通算成績 | 34勝 |
| 転身先 | 栗東・福永祐一厩舎(調教助手) |
| 負傷 | 2024年5月4日 新潟・障害未勝利戦で落馬、胸椎5本骨折 |
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管理人のひとこと
「恐怖心が勝ってきた」という言葉を、正直に口にできる強さがあると思います。ケガをしても表向きは平気なふりを続ける騎手も少なくない中、鷲頭騎手はまっすぐに自分の心と向き合い、次の道を選びました。
福永祐一厩舎といえば、かつて自らも騎手として数々のGIを勝ち取ってきた名手が率いる厩舎です。その現役時代の重み、そして引退後にジョッキーを支える側に回った経験は、鷲頭さんのこれからの助手人生にとって、何よりの教科書になるはずです。鞍上から鞍下へ。形は変わっても、大舞台を目指す気持ちは変わらない。そんな鷲頭虎太さんの第二章を、これからも見守っていきたいと思います。
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