10番人気の伏兵が、1番人気の悲願を打ち破りました
2026年7月19日、小倉競馬場で第62回小倉記念(GIII・芝2000メートル)が行われました。単勝1番人気に支持されたジョバンニが重賞10度目の挑戦で初制覇を狙いましたが、勝利を掴んだのは10番人気のゼンダンハヤブサでした。
レース結果
| 着順 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | ゼンダンハヤブサ | 10番人気 | 酒井学 | 栗東・橋田宜長 |
| 2着 | ジョバンニ | 1番人気 | Jコレット | 栗東・杉山晴紀 |
| 3着 | レーゼドラマ | – | – | 栗東・辻野泰之 |
勝ち時計は1分58秒0。ゼンダンハヤブサ(牡4)は絶好の内枠を活かした差し切りで、ジョバンニに半馬身差をつけました。
絶好枠を活かした酒井学騎手
優勝したゼンダンハヤブサに騎乗した酒井学騎手は、レース後に「絶好枠を活かせた」と勝因を振り返りました。父スマートオーディンにとっても、産駒によるJRA重賞初制覇という記念すべき一勝になりました。
ジョバンニ、またも重賞2着
単勝オッズ2.6倍の1番人気に応えられなかったジョバンニは、57.5キロのハンデを課されながらも半馬身差の2着。これで重賞2着は4度目となりました。騎乗したJコレット騎手は「勝ち馬は内枠でハンデ差(5.5キロ)もありました。しっかりといいレースをしてくれました。条件の差だと思います」と、僅かな差を冷静に振り返りました。
開業初年度から勢いが止まらない橋田厩舎
ゼンダンハヤブサを管理する橋田宜長調教師にとっても、これは開業初年度における重賞2勝目です。新人厩舎とは思えない勢いで、今後の動向にも注目が集まります。
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管理人のひとこと
重賞で2着が続くというのは、勝つこと以上に苦しいものだと思います。あと半馬身、あと一完歩。その差を「条件の差」と静かに言い切ったコレット騎手の言葉に、プロの厳しさと誠実さを感じました。
思い出すのは、平成の名馬たちの中にも、重賞で何度も涙をのんでからようやく頂点に立った馬がいたということです。血統も脚質も違う馬たちですが、共通しているのは「負けてもなお、同じ舞台に立ち続けた」という事実です。ジョバンニにも、いつか同じ小倉の地で笑ってほしいと願わずにはいられません。そして開業初年度で早くも重賞2勝目を挙げた橋田厩舎のように、まったく無名の存在が突然大舞台の主役になる―それこそが競馬の醍醐味だと、あらためて感じさせられるレースでした。
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