【天皇賞・春翌日】「不安がないはずがなかった」北村友一が語った本音と、クロワデュノール4冠馬の今後

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「推定2センチ」──天皇賞(春)の勝ち馬と2着馬の差は、そう表現されました。2026年5月3日の京都競馬場。長い写真判定を経てクロワデュノールの名が1着に呼ばれたとき、鞍上の北村友一騎手は「本当にわからなかった」と言っています。

翌日、北村騎手が語った「本音」は、この馬の強さをより鮮明に伝えるものでした。


天皇賞(春)2026 レース結果

着順馬名タイム・着差
1着クロワデュノール3分13秒7(良)
2着ヴェルテンベルクハナ差(推定2センチ)
3着ホーエリート

勝ち馬: クロワデュノール(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)
騎手: 北村友一
G1通算4勝: ホープフルS → 日本ダービー → 大阪杯 → 天皇賞(春)


北村友一騎手が翌日明かした「本音」

「不安がないはずがない」

レース前日の共同会見では「不安はない」と語っていた北村騎手。しかし翌日のコメントで、その裏にあった心情を率直に明かしました。

「初の3200mで、1周目の坂の上り下り……不安がないはずがない。走るリズムが長距離のそれと少し違う。ベストでないのは間違いないと思っていました」

「ベストでない」と自覚しながらも、ハナ差の接戦を制してみせた。これがクロワデュノールという馬の底知れない強さを証明する言葉です。

「ゴールしたときは本当にわからなかった」

「ゴールしたときは本当にわからなくて、勝っているのか負けているのか、わからない状況で戻ってきました。写真判定が長く、勝てて本当にほっとしています」

長い写真判定の間、北村騎手は斉藤崇史調教師と「普通にレースの話をしていた」と語ります。この落ち着きぶりに、二人の揺るぎない信頼関係が滲み出ています。


史上屈指の「タフな4冠」が示す真の強さ

ダービー馬の天皇賞春制覇は19年ぶり

ダービー馬がこのレースを勝つのは、2007年メイショウサムソン以来、実に19年ぶりという偉業。メイショウサムソンは父・オペラハウスの血を活かした典型的な長距離馬でしたが、クロワデュノールはより万能型。その証拠に、マイル寄りの大阪杯から、一気に3200mの天皇賞春まで制してみせました。

父キタサンブラックとの「親子制覇」

さらに注目すべきは血統です。父キタサンブラックも天皇賞(春)を2016年・2017年に連覇していました。父子揃って同じG1を制するのは、競馬史でも語り継がれる快挙です。

馬名天皇賞春制覇年
キタサンブラック2016年・2017年ブラックタイド
クロワデュノール2026年キタサンブラック

翌朝の様子と今後の展望

天皇賞春翌日、クロワデュノールは穏やかな朝を迎えたと報じられました。疲れた様子もなく、落ち着いた様子に陣営も安堵している様子です。

今後については、一旦放牧に出されたのち、秋の凱旋門賞(フランス・ロンシャン)も視野に入れた調整が続く見通しです。大阪杯・天皇賞春と春二冠を制したこの馬が、果たしてロンシャンの丘で日本の誇りを懸けた戦いに挑むのか──秋が待ち遠しい限りです。


管理人のひとこと

「推定2センチ」という言葉が、かえってこの馬の強さを際立たせます。初距離・3200mという未知の領域で、ベストでないと自覚しながらも、ハナ差で勝ち切ってしまう。それがクロワデュノールという馬の底力なのでしょう。

父キタサンブラックは、2015年の菊花賞から始まってG1を7勝したタフな競走馬でした。その中には、2016年・2017年と連覇した天皇賞春も含まれています。血は偉大です。そして、父よりも早いペースで歴史を塗り替えている息子が、秋にロンシャンへ向かうとしたら──それはかつてオルフェーヴルやディープインパクトが挑んだ夢の舞台への再挑戦です。北村友一騎手の「馬が強い」という言葉を、信じたいと思います。

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