5月10日に行われるNHKマイルカップ(GI)を前に、ダイヤモンドノットを管理する福永祐一調教師が共同会見に臨みました。重賞2勝を挙げている有力馬への評価としては異例とも言える、リアリストな「福永節」が炸裂しています。
1. 「あんなもん」という冷静なジャッジ
自ら1週間前追い切りで手綱を握った福永師。感触を問われると、元トップジョッキーならではのシビアな言葉が並びました。
- 調教では目立たない: 「元々、攻め(調教)でモノ凄くいい動きをする馬ではない。乗ってていいと思ったことは一度もないぐらいの馬」
- 最終追い切りも「あんなもん」: 「指示通りの時計。内容的にも、あんなもんというか、まずまず予定通り」
期待のGI馬に対して「あんなもん」と表現するあたりに、過度な期待に流されず、馬の個性を正確に把握しようとする福永師のスタンスが表れています。
2. 「実戦派」という最大の武器
調教での評価が控えめな一方で、福永師がこの馬を高く評価しているのは、その「実戦での変貌ぶり」です。
- プロの資質: 「調教だけ乗ってたらGI勝ちそうな感じはしないが、競馬に行っていいタイプ。川田ジョッキーも最初は『2つ勝てれば』と言っていたが、結局3つ勝った。それだけ優秀な競争馬」
- 高い操作性: 「本来の適性は短いところにあるが、操作性を高めてマイルに対応できる下地を作った。キャリアが豊富でスタートも上手く、不確定要素が少ない」
3. 状態面には太鼓判
動きの質へのシビアな評価とは裏腹に、体調に関しては「前回(ファルコンS)よりいい」とはっきり断言。馬体に芯が入り、パンプアップされた状態には強い自信をのぞかせています。
管理人のひとこと
「乗ってていいと思ったことは一度もない」――。
この言葉、現役時代の福永師を知るファンならニヤリとしてしまう、まさに“福永節”ですよね。
調教での派手な動きに惑わされず、レースでのパフォーマンスと冷静に切り分けて考える。この客観的な視点こそが、多くの名馬を勝利に導いてきた福永師の真骨頂です。川田騎手とのやり取りを明かした際のエピソードも含め、チームの風通しの良さと、馬への深い信頼が透けて見えます。
「あんなもん」と言われた馬が、本番の府中でどんな爆発を見せるのか。師匠譲りの「操作性」を武器に、ダイヤモンドノットが3歳マイル王の座を射止める瞬間を期待しましょう!

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