【アハルテケとは?】希少な“黄金の馬”アハルテケの国内繁殖会社が自己破産、負債2億3千万円

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帝国データバンク八戸支店によると、世界的に希少な馬の品種「アハルテケ」の繁殖や飼育、販売を手がけていた「アハルテケ・アフィニティ」(青森県八戸市)と関連会社1社が24日までに、東京地裁へ自己破産を申請しました。負債総額は約2億3千万円にのぼるとみられます。

同社は、トルクメニスタン原産の「アハルテケ」を日本国内で普及させるべく、希少な血統の導入や展示、乗馬事業などを展開していました。しかし、飼育・維持にかかる多額のコストや、希少種ゆえの市場形成の難しさなどが経営を圧迫したとみられます。


【アハルテケとは?】競馬のサラブレッドとはどう違う?

JRAでも毎年6月に*「アハルテケステークス」という特別競走が行われるため、競馬ファンには名前だけは馴染みがあるかもしれませんが、実態はサラブレッドとは大きく異なります。

1. “黄金の馬”と称される圧倒的な美しさ

最大の特徴は、シルクや真珠のように輝く「金属光沢」を持つ被毛です。特に「河原毛(かわらげ)」と呼ばれる毛色の個体は、太陽光の下で本物の金細工のように輝くことから、世界で最も美しい馬の品種の一つとされています。

2. 歴史と伝説

  • 現存する最古の馬種: トルクメニスタン原産で、約3000年前からその姿を変えていないとされる最古の原種の一つです。
  • 伝説の駿馬のモデル: 中国の歴史に登場する、1日に千里を走る伝説の馬「汗血馬(かんけつば)」の正体ではないかと言われています。また、三國志の赤兎馬(せきとば)や、アレキサンダー大王の愛馬ブケファロスもアハルテケだったという説があります。

3. どのような分野で活躍しているのか?

競馬の主流であるサラブレッド(平地競走)とは異なり、主に以下の分野でその能力を発揮します。

  • エンデュランス(馬の長距離マラソン): 砂漠地帯で育ったため、極めて高い持久力と耐暑性を持っています。水なしで数日間走り続けることができるほどタフです。
  • 馬術競技(障害飛越・馬場馬術): 体が非常にしなやかで跳躍力が高いため、海外では五輪種目となる馬術競技でも活躍しています。1960年のローマ五輪では、アハルテケの「アブセント」号が馬場馬術で金メダルを獲得しています。
  • 観賞・希少ペット: その美しさから、中東の王族や世界の富豪がプライベートで所有・コレクションする対象にもなっています。

管理人のひとこと

日本国内でこの希少な血統を維持しようと奮闘していた企業の破産ニュースは、ホースマンとして非常に残念です。

アハルテケは、かつて日本からサラブレッドの祖先となった「バイアリーターク」にもその血が流れているという説があるほど、現代の馬たちのルーツに近い存在です。

経営は厳しくとも、国内に残る貴重な個体たちが、今後どのような形で守られていくのかが注視されます。

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