天皇賞(秋)2026(11月1日・東京芝2000m)に向けた最終追い切りが10月28日に美浦と栗東で行われ、クロワデュノール、マスカレードボール、レガレイラなど有力馬の陣営がそろって状態の良さを口にしました。この記事では、各馬の調教内容とコメントを馬ごとに整理します。
最終追い切りの全体像
天皇賞(秋)2026の最終追い切りは10月28日に東西で実施
最終追い切りとは、レース直前の週に行う仕上げの調教のことです。美浦では坂路(坂になった直線コース)やWコース、栗東ではCWコース(ウッドチップを敷いた周回コース)で追われ、併せ馬(複数頭で並んで走らせる調教)の馬も単走の馬もいました。
短期免許の外国人騎手2人も来日へ
JRAは同じ10月28日、クリスチャン・デムーロ騎手(イタリア)に10月31日から12月27日まで、アレクシ・プーシャン騎手(フランス)に10月31日から12月29日までの短期騎手免許を交付すると発表しました。2人とも昨年秋に続く来日です。
有力馬ごとの仕上がり
クロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)
初コンビのC.デムーロ騎手を背にCWコースの3頭併せで最先着しました。調教の詳細はクロワデュノールとC.デムーロ騎手の最終追い切りの記事にあります。共同会見で斉藤崇史調教師は鞍上を「腕は申し分ない」と評し、秋古馬3冠も視野にまず1冠目を取りたいと話しました。
マスカレードボール(美浦・手塚貴久厩舎)
連覇を狙う昨年の覇者は、坂路で併せ馬を行い54秒1―12秒4(全体と最後の1ハロン=約200mのタイム)。わずかに先着しました。手塚貴久調教師は、時計は遅めとしながらも「十分に仕上がっている」と評価し、東京2000mについても「一番いい」と自信を見せています。
リアライズシリウス(美浦・手塚貴久厩舎)
唯一の3歳馬は坂路を単走し、馬なり(騎手が追わずに馬の行く気に任せる走り)で53秒0―12秒0。前を走るマスカレードボールに並びかけてゴールしました。手塚調教師は毎日王冠7着からの上積みを「かなり大きい」と話す一方、200mの距離延長は「試練」と見ています。
レガレイラ(美浦・木村哲也厩舎)
Wコースで3頭併せの真ん中に入り、6ハロン(約1200m)84秒0―11秒2。外の馬と併入、内の馬には1馬身先着しました。木村哲也調教師は「いつも通り」と話し、当日の気配や返し馬(レース前のウォーミングアップ)を重視する考えです。
ダノンデサイル(栗東・安田翔伍厩舎)
G1で4戦連続3着の5歳馬は、安田翔伍調教師が騎乗してCWコースを単走し、6ハロン82秒6―11秒6。調教師はバランスについて、宝塚記念時と比べると「改善の余地はある」と率直に評価。そのうえで「3着はもう見たくはない」と言葉に力を込めました。
シェイクユアハート(栗東・宮徹厩舎)
札幌記念をコースレコードで制した6歳馬は、主戦の古川吉洋騎手が騎乗してCWコースを単走し、6ハロン81秒3―11秒4。古川騎手は「いつも通りちゃんと上がってきた」と納得の様子でした。
天皇賞(秋)2026 最終追い切りの内容を整理
| 馬名 | 調教コース | 陣営の評価 |
| クロワデュノール | 栗東CW・3頭併せ | 最後の確認としていい追い切り |
| マスカレードボール | 美浦坂路・併せ馬 | 十分に仕上がっている |
| リアライズシリウス | 美浦坂路・単走 | 上積みは大きく、動きに満足 |
| レガレイラ | 美浦W・3頭併せ | いつも通り順調 |
| ダノンデサイル | 栗東CW・単走 | 集中力は良く、バランスは改善の余地 |
| シェイクユアハート | 栗東CW・単走 | いつも通り状態が上がってきた |
レースに向けて
最終追い切り前の各馬の様子
前哨戦の毎日王冠を制したセイウンハーデス(栗東・橋口慎介厩舎)はこのレースが引退レースです。最終追い切りは10月29日の予定で、橋口慎介調教師は前走からの上積みを見込んでいます。毎日王冠2着のホウオウビスケッツは、奥村武調教師が「状態はピーク」と話しています。札幌記念、毎日王冠と3着が続くレディネス(栗東・昆貢厩舎)は挑戦者の立場で臨み、チャレンジCで重賞初制覇のジョバンニ(栗東・杉山晴紀厩舎)は同世代との再戦を陣営が楽しみにしています。
押さえておきたいポイント
- 天皇賞(秋)2026は11月1日、東京競馬場の芝2000mで行われます
- 主な有力馬の最終追い切りは10月28日に行われ、多くの陣営が順調さを強調しました
- セイウンハーデスは10月29日に最終追い切りを行う予定です
- C.デムーロ騎手とプーシャン騎手の短期免許は10月31日から有効です
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管理人のひとこと
最終追い切りの日は、各陣営の言葉にそれぞれの思いがにじむので毎年楽しみにしています。今年は「いつも通り」という声が多く、順調に来ている馬がそろったのがうれしいですね。ラストランのセイウンハーデスも含め、どの馬も無事にゲートを出て、東京の長い直線で持てる力を出し切ってくれることを願っています。
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