テーオーエルビスがBCスプリント2026に挑みます。高柳大輔調教師(49)=栗東=は、BCクラシックに出走するテーオーパスワードとの2頭出しを前に、米国挑戦を続ける理由や来年のプランを語りました。
出来事の概要
テーオーエルビスとテーオーパスワードの2頭出し
ブリーダーズカップ(BC)は、米国で開かれる世界最高峰の競馬の祭典です。出走馬と枠順は現地時間26日に決まり、高柳調教師はテーオーパスワード(BCクラシック)とテーオーエルビス(BCスプリント)の2頭を送り込みます。BCクラシックは、米国時間10月31日(日本時間11月1日)に行われます。
高柳調教師は「両方行けるということもそうだし、出走できるということはチャンスなので、この2頭に何とかタイトルを取らせてあげたい」と意気込んでいます。
BCスプリントを目標にした理由
テーオーエルビスは、春のチャーチルダウンズSを圧勝し、日本調教馬として初めて米国の短距離G1を勝ちました。そのレースは約5か月ぶりの実戦でしたが、勝った直後に、芝のヨーロッパ遠征ではなく、BCスプリントを目標にする方針へ切り替わったそうです。
過去にBCスプリントへ挑んだ日本馬はのべ8頭で、最高着順は2025年のアメリカンステージの4着です。高柳調教師は「やっぱり、壁は高い」と話し、G1を勝った現状でも「まだ全然」と、慎重な姿勢を崩しません。
背景にあるもの
米国挑戦の背景とフォーエバーヤングの存在
考え方が変わったきっかけは、フォーエバーヤングのケンタッキーダービー3着でした。「日本の馬が勝つんじゃないかって思わせてくれた」と語り、その存在の大きさを認めています。BCに挑む日本馬の動きは、BCクラシック2026のガイド記事でも整理しています。
高柳調教師は、2024年のテーオーパスワード(5着)、2026年のワンダーディーン(8着)でケンタッキーダービーに出走しています。BCは、2024年のマイルにテンハッピーローズ(4着)、ダートマイルにテーオーサンドニ(9着)を送り込んで以来で、今回が3頭目となります。
海外を主戦場にする理由を整理
| 馬名 | テーオーエルビス |
| 目標レース | BCスプリント |
| 同じ厩舎の出走馬 | テーオーパスワード(BCクラシック) |
| 前走 | チャーチルダウンズS(米G1・圧勝) |
| 来年の候補 | サウジ、ドバイ |
関連記事:BCターフスプリント2026の馬券発売取りやめ JRA所属馬が他レースに出走のため
今後どうなるか
国内の事情と来年のプラン
高柳調教師は、日本の中央競馬ではダートのG1が2つしかなく、短距離の重賞(6ハロン)もG3のカペラSだけだと説明します。「選択肢が海外かなという感じ」というのが、海外が主戦場になる大きな理由です。さらに、3年前から米国の牧場を毎年めぐり、庭先で購入できる馬を探しており、テーオーエルビスはその「1期生」にあたります。
来年のプランは「サウジ、ドバイは視野に入ってくる」と話しました。「アメリカで走ってくれないと、エルビスの価値は上がらない」とも語り、BCでの走りが今後を占う一戦になります。
押さえておきたいポイント
- テーオーエルビスはBCスプリント、テーオーパスワードはBCクラシックに出走します
- 過去のBCスプリントでの日本馬の最高着順は4着です
- 高柳調教師にとって、BCへの出走は今回で3頭目です
- 来年のプランは、サウジやドバイが視野に入っています
管理人のひとこと
自分の足で牧場を回って馬を探し、その1頭がいま世界の舞台に立つと思うと、競馬のロマンを感じます。「まだ全然」と謙虚に話す高柳調教師の言葉には、挑戦を続ける覚悟が詰まっていますね。テーオーエルビスもテーオーパスワードも、無事に本来の力を出せるよう、日本から静かに応援したいと思います。
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