名種牡馬メダグリアドーロが27歳で死去しました。ダーレーアメリカによると、10月16日に米国のけい養先の牧場で死んだということです。現役時代にG1を3勝し、種牡馬としては米国の年度代表馬レイチェルアレクサンドラや、香港でG1を10勝したゴールデンシックスティなど、世界各地で名馬を送り出しました。
出来事の概要
メダグリアドーロが27歳で死去
メダグリアドーロの死を発表したのは、米国で種牡馬事業を行うダーレーアメリカです。ダーレーはゴドルフィンの生産部門として知られる組織で、メダグリアドーロは同社の米国の拠点でけい養されていました。けい養先とは、種牡馬が暮らし、繁殖の仕事をしている牧場のことです。
27歳という年齢は、人間にたとえるとかなりの高齢にあたります。現役引退後も長く種牡馬として活躍を続け、多くの子どもや孫を競馬界に残しての旅立ちとなりました。
現役時代はG1・3勝、大舞台で好走を重ねる
競走馬としてのメダグリアドーロは、2002年のトラヴァーズステークスなどG1を3勝しました。トラヴァーズステークスは、米国の3歳馬にとって夏の大目標となる伝統のG1です。さらに2002年のブリーダーズカップ・クラシック、2004年のドバイワールドカップでいずれも2着に入るなど、世界最高峰のダート戦でも上位争いを繰り広げました。
背景にあるもの
メダグリアドーロ産駒の名馬たち
引退後は米国で種牡馬となり、数々の大物を送り出しました。代表格がレイチェルアレクサンドラです。G1を5勝し、2009年の米国年度代表馬に選ばれました。同じ年には牝馬ながら牡馬相手のプリークネスステークスを制したことでも知られています。また、2015年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズなどG1を9勝したソングバードも、メダグリアドーロの子です。
活躍の場は米国だけではありません。香港ではゴールデンシックスティがG1を10勝し、香港を代表する名マイラーとして活躍しました。ゴールデンシックスティは現在、日本で余生を過ごしています。
メダグリアドーロの主な実績を整理
| 現役時代 | G1・3勝(2002年トラヴァーズSなど) |
| 大レースでの好走 | 2002年BCクラシック2着、2004年ドバイワールドC2着 |
| 主な産駒(米国) | レイチェルアレクサンドラ(G1・5勝、2009年年度代表馬)、ソングバード(G1・9勝) |
| 主な産駒(米国以外) | ゴールデンシックスティ(香港G1・10勝)、エーシンメンフィス(2012年愛知杯) |
| 死去 | 10月16日、米国のけい養先で(27歳) |
今後どうなるか
日本にも残るメダグリアドーロの血
日本でも、直子(その馬自身の子ども)のエーシンメンフィスが2012年の愛知杯を制しています。さらに、母の父としても血を伝えており、10月18日の秋華賞に出走を予定しているエンネは、母の父がメダグリアドーロです。エンネは9月13日のローズステークスで2着に入り、秋華賞への優先出走権をつかんだ1頭でした。
「母の父」とは、母馬の父親のことで、血統表を読むうえで重要なポイントになります。メダグリアドーロ自身はこの世を去りましたが、その血は子や孫を通じて、これからも世界各地のレースで見ることができそうです。母の父の欄にこの名前を見つけたら、名種牡馬の面影を思い出してみてください。
押さえておきたいポイント
- メダグリアドーロが10月16日、米国のけい養先で27歳で死去
- 現役時代はトラヴァーズSなどG1・3勝、BCクラシックとドバイWCで2着
- 産駒にレイチェルアレクサンドラ、ソングバード、ゴールデンシックスティなど
- 日本ではエーシンメンフィスが愛知杯を制覇、エンネの母の父でもある
管理人のひとこと
レイチェルアレクサンドラにソングバード、そしてゴールデンシックスティ。名前を並べるだけで、メダグリアドーロがいかに世界中の競馬ファンを楽しませてきたかが伝わってきます。米国のダートだけでなく、香港のマイル戦でも大物を出したのは本当にすごいことです。27年間、お疲れさまでした。これからも血統表の中で、その名前に出会えることを楽しみにしています。
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