スワンステークス2026は、横山武史騎手が騎乗した2番人気の3歳馬ダイヤモンドノットが、ハナ差の大接戦を制して優勝しました。一方、武豊騎手とのコンビで重賞2勝目を狙った3番人気エリカエクスプレスは、直線で伸びを欠いて8着に終わりました。
出来事の概要
スワンS2026はダイヤモンドノットがハナ差V
10月12日、京都競馬場の芝1400mで第69回スワンステークス(3歳以上・GII)が18頭立てで行われました。勝ったのはダイヤモンドノット(牡3、栗東・福永祐一厩舎)で、勝ちタイムは1分19秒2(良)。8番人気スズハロームとの争いをハナ差で制し、さらにクビ差の3着に1番人気オフトレイルが入りました。ハナ差は馬の鼻先ほどのわずかな差のことで、ごくわずかな差での決着でした。
初めてコンビを組んだ横山武史騎手は「ハナ差でも勝ちは勝ちですから嬉しいです」と喜びを語りました。好枠を生かしてスタートを決め、逃げ馬の後ろという理想的な位置を取れたと振り返り、まだ緩さが残るなかで「古馬を相手に3歳で勝ち切ったことを褒めてあげたい」とたたえています。
エリカエクスプレスは8着、武豊騎手「ここ2回ラストで甘くなる」
3番人気のエリカエクスプレス(牝4、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)は、直線で伸びきれず8着に敗れました。武豊騎手は、枠を踏まえて思った通りのレースはできたとしつつ、「ここ2回ラストで甘くなる面があります」と課題を挙げ、敗因は距離ではないとの見方を示しています。武豊騎手は19歳だった1988年にシンウインドでこのレースを勝っており、38年ぶりの当レース2勝目はなりませんでした。凱旋門賞から帰国した週の騎乗でもありました。
背景にあるもの
ダイヤモンドノットはセントウルS8着から巻き返し
ダイヤモンドノットは父ブリックスアンドモルタル、母エンドレスノット、母の父ディープインパクトという血統で、今回の勝利で通算成績は10戦4勝となりました。前走のセントウルSでは8着に敗れており、セントウルS8着からスワンSでの立て直しを目指すことが伝えられていました。その狙いどおり、古馬との対戦で結果を出した形です。
エリカエクスプレスは2025年のフェアリーS以来、1年9か月ぶりのタイトルを狙っていました。武豊騎手とは6戦連続のコンビで、近走は中山牝馬S、ヴィクトリアマイル、クイーンSと3戦続けて4着。武豊騎手が継続騎乗したクイーンSを含め、あと一歩が届かないレースが続いています。
スワンS2026の結果を整理
| 1着 | ダイヤモンドノット(2番人気・横山武史騎手) |
| 2着 | スズハローム(8番人気・藤懸貴志騎手)ハナ差 |
| 3着 | オフトレイル(1番人気・菅原明良騎手)クビ差 |
| 8着 | エリカエクスプレス(3番人気・武豊騎手) |
| 勝ちタイム | 1分19秒2(良) |
今後どうなるか
ダイヤモンドノットはマイルCSの優先出走権を獲得
スワンSの1着馬には、マイルチャンピオンシップ(11月22日・京都芝1600m)の優先出走権が与えられます。ダイヤモンドノットはこの権利を手にしました。ダイヤモンドノットが本番に向かうかどうかは、陣営の発表を待ちたいところです。横山武史騎手は「まだまだ成長途上で良くなる」と話しており、今後の伸びしろにも期待がかかります。
2着スズハロームの藤懸貴志騎手は、秋もこの馬と大きな舞台を目指したいと話し、3着オフトレイルの菅原明良騎手は、58キロを背負った休み明けを使って「次は楽しみです」と前向きでした。エリカエクスプレスの次走は発表されていません。
押さえておきたいポイント
- スワンS2026は3歳馬ダイヤモンドノットがハナ差で優勝。横山武史騎手は初騎乗だった
- 勝ちタイムは1分19秒2。2着スズハローム、3着オフトレイル
- 武豊騎手のエリカエクスプレスは8着。38年ぶりの当レース2勝目はならず
- ダイヤモンドノットはマイルCS(11月22日・京都芝1600m)の優先出走権を獲得
管理人のひとこと
ゴール前は思わず息をのむ大接戦でした。3歳のダイヤモンドノットが古馬を相手にしぶとく粘り切ったのは立派で、福永厩舎の管理馬が秋の重賞で結果を出したこともうれしく感じます。エリカエクスプレスは惜しい競馬が続いていますが、武豊騎手とのコンビでいつかまたタイトルを手にする姿を見たいです。マイルCSに向けて、どの馬がどんな形で臨むのか楽しみに待ちたいと思います。
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