7月25日(日本時間)、英国アスコット競馬場で行われた欧州最高峰の一戦、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(GI)。日本から参戦したマスカレードボールとヴェルテンベルクは力の限りを尽くしましたが、それぞれ7着、9着に終わりました。優勝はカルパナ。世界の頂点に挑んだ2頭の挑戦を振り返ります。
レースの結果
優勝はカルパナ、日本馬は届かず
芝2390メートルで争われたレースは、カルパナが優勝。2着にカランダガン、3着にベンヴェヌート・チェッリーニが入りました。日本から参戦したマスカレードボール(鞍上クリストフ・ルメール騎手)は最後方から追走する形になり、直線で伸び切れず7着。ヴェルテンベルクは9着でした。
ルメール騎手のコメント
レース前、ルメール騎手はアスコット競馬場から「アスコット競馬場へようこそ。きょうはキングジョージ、マスカレードボールで大きなチャレンジです。よく頑張りたいです。みなさん、日本から大きな応援を送ってください」とメッセージを寄せていました。レース後は「スタートがあまり上手ではない馬ですので、後ろの方になってしまいましたが、悪いポジションではなかったです。前半のペースはそれほど速くはなかったので、馬は落ち着いていなかったです。坂まで一生懸命走ってくれて、最後の直線でも頑張ってくれましたが、ギアをアップすることが残念ながらできなかったです」と、悔しさをにじませながらレースを振り返りました。
世界最高峰の壁とこれから
凱旋門賞と並ぶ欧州中距離最高峰
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは、凱旋門賞、英ダービーと並んで欧州中距離路線の最高峰に位置づけられるレースです。タフなアスコットの坂を、瞬発力だけでなく持続力も問われるコース形態のなかで乗り切る難しさが、日本馬にとって大きな壁となりました。
今後の日本馬の海外挑戦
今回の結果は容易ではない現実を突きつけましたが、日本調教馬が欧州の最高峰に挑戦し続けること自体に大きな意味があります。次なる海外遠征に向けて、陣営がどのような手を打ってくるのか注目されます。
管理人のひとこと
欧州の芝の坂は、日本の競馬場とはまったく異なる筋肉の使い方を馬に要求すると言われます。結果だけを見れば厳しいレースになりましたが、日本調教馬がこの舞台に挑戦し続けてきた歴史そのものが、次の世代への財産になります。かつてディープインパクトが凱旋門賞で見せた挑戦、そしてその先に続く挑戦者たちの系譜を思うと、負けて終わりではない物語がそこにあるように感じます。
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