阪急杯レコードV馬・ソンシが電撃引退 骨折を乗り越えての有終の美
1年以上の長期休養からの復帰戦で、まさかのコースレコード優勝――。そんな劇的な勝利から一夜、いや数ヶ月もたたないうちに、競馬ファンのもとへ驚きのニュースが飛び込んできました。JRAは2026年7月2日、阪急杯(G3)を制したソンシ(牡5歳・栗東、中内田充正厩舎、父ナイトオブサンダー)の競走馬登録を同日付で抹消したと発表しました。
骨折からの復活、そして阪神レコードV
ソンシは以前シルクロードステークスで競走除外となったのち、骨折により長期のリハビリを余儀なくされていました。約1年1ヶ月ぶりの実戦復帰となった今年の阪急杯では、周囲の心配をよそに3馬身半差の圧勝。阪神競馬場・芝1200メートルのコースレコードを更新するという、誰も予想しなかった結末を見せてくれました。
まさかのラストラン、そして海外種牡馬入りへ
ところが、このレコード勝ちが結果的にソンシの現役ラストランとなりました。オーナーである藤田晋氏(サイバーエージェント社長)のもとで戦ってきたソンシは、今後ニュージーランドで種牡馬入りする予定です。
ソンシ プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢・性別 | 牡5歳 |
| 所属 | 栗東・中内田充正厩舎 |
| 父 | ナイトオブサンダー |
| 主な勝ち鞍 | 阪急杯(G3) |
| ラストラン | 阪急杯(阪神芝1200メートル・コースレコード) |
| 今後 | ニュージーランドで種牡馬入り予定 |
復帰までの長い時間、そして復帰後わずか1戦での引退。ファンとしては寂しさもありますが、最高の形で現役生活を締めくくったことは、これ以上ない有終の美と言えるのではないでしょうか。
管理人のひとこと
骨折という競走馬にとって最も辛い試練を乗り越え、最後の最後にコースレコードという最高の勲章を手にしたソンシ。父ナイトオブサンダーといえば、香港でスプリンターとして活躍した快速血統として知られていますが、その血を受け継いだ息子が阪神の短距離レコードを塗り替えたことに、不思議な巡り合わせを感じずにはいられません。
思えば競馬の歴史には、満身創痍で迎えたラストランに全てを賭け、有終の美を飾った名馬たちの物語がいくつも刻まれてきました。ソンシの姿は、そうした先輩たちの系譜に連なる一頭として、長く記憶に残ることでしょう。ニュージーランドという新天地で、どうか元気な産駒を送り出してほしいと願っています。長い療養期間、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう。

コメント