2026年春のグランプリ、宝塚記念(G I)。メイショウタバルの逃げ切りに抗うことができず、クロワデュノールは惜しくも2着に終わりました。
しかし、この2着が「雌伏の始まり」だと斉藤崇史調教師は語ります。次走はジャパンカップ(11月)。凱旋門賞には今秋の登録を見送り、国内で秋の頂点を目指すことになりました。北村友一騎手との名コンビで、日本最大の国際G1制覇を狙います。
2026年春のクロワデュノール戦績
| レース名 | 着順 | 騎手 | コース |
|---|---|---|---|
| 大阪杯(G I) | 1着 | 北村友一 | 阪神・芝2000m |
| 宝塚記念(G I) | 2着 | 北村友一 | 阪神・芝2200m |
大阪杯でG I 3勝目を飾り、「春古馬三冠」の最後の砦・宝塚記念に挑んだクロワデュノール。しかし連戦の疲れもあってか、メイショウタバルの逃げには追いつけませんでした。
凱旋門賞を見送った理由
昨秋(2025年)の凱旋門賞では14着と大敗を喫したクロワデュノール。斉藤崇史調教師は「天皇賞(春)の内容を見て欧州挑戦の可否を判断する」としていましたが、最終的には「今年はジャパンカップ一本を目標にする」との結論に至りました。
オーナーサイドとも入念に話し合いを重ね、「まず国内で証明する」という方針が固まった形です。
次走・ジャパンカップへ向けての展望
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 次走 | ジャパンカップ2026(G I) |
| 開催予定日 | 2026年11月29日(日)予定 |
| 競馬場 | 東京競馬場(芝2400m・左回り) |
| 主戦騎手 | 北村友一騎手(継続騎乗予定) |
| 管理厩舎 | 斉藤崇史厩舎(栗東) |
クロワデュノールの強みと課題
強み
- 大阪杯G I勝利を含む春2戦の安定感
- 北村友一騎手との呼吸の良いコンビネーション
- 東京の芝2400mへの適性(スピードとスタミナを兼備)
課題
- 昨年の凱旋門賞大敗の原因(欧州馬場適性か調整面か)がまだ明確でない
- 宝塚記念で先行馬に屈した点、「逃げ馬対策」がジャパンCでも問われる
- 連戦による疲労蓄積のリセットが夏の課題
斉藤崇史師の言葉から読み解く秋
「天皇賞(春)の内容を見てから欧州挑戦を考えていた」と語っていた斉藤調教師。最終的に凱旋門賞を見送る決断をした背景には、馬の状態と陣営の現実的な判断がありました。それだけに、秋の国内G1での「証明」に懸ける想いは並々ならぬものでしょう。ジャパンカップの東京2400mは、その器を試す絶好の舞台です。
管理人のひとこと
クロワデュノール(Croix du Nord)とはフランス語で「北の十字星」。その馬名の通り、馬体の輝きは一際目を引くものがあります。昨年の凱旋門賞では欧州の馬場に戸惑い、無念の14着。「北の十字星」がいつかパリの夜空でも光り輝く日は来るのか——とずっと思っていました。
しかし、今秋の判断は「国内での証明を先に」という、誠実かつ現実的な選択です。ジャパンカップの府中2400mは、機動力と総合力が最も発揮される舞台のひとつ。11月の末、長い直線でその真価を見せてくれるはずです。北村友一騎手との信頼の絆が、秋に大きく花開くことを信じています。

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