小倉の芝を鮮やかに差し切る
7月5日、小倉競馬場で行われた2歳未勝利・九州産馬限定戦(芝1200メートル)。単勝1.8倍の1番人気に応えたのは、永島まなみ騎手騎乗のリエーヴェ(牡2・栗東/松下武士厩舎)でした。単独2番手から直線で抜け出す危なげない内容で、2戦目にして待望の初勝利を飾りました。勝ちタイムは1分10秒8(重馬場)。永島騎手は「めちゃくちゃ速かったです」とレース後にコメントしています。
亡き父・ジャンダルムに捧ぐ一勝
この勝利が特別な意味を持つのは、父馬にまつわるエピソードゆえです。リエーヴェの父ジャンダルムは、種牡馬入りしてまだ日の浅い新種牡馬でしたが、昨年2月に骨折によりこの世を去っていました。今回のリエーヴェの勝利は、そのジャンダルム産駒によるJRA初勝利。父はもうターフにいませんが、その血と名前は、息子の走りを通じて確かに受け継がれています。
次走はひまわり賞、九州産馬の大舞台へ
松下武士調教師は次走について、7月18日に小倉芝1200メートルで行われる九州産馬限定のオープン競走・ひまわり賞へ向かう方針を明らかにしました。栗東でしっかりと調整を積み、約2週間後に迫る大舞台に備える予定です。
管理人のひとこと
種牡馬としてこれからという時に命を落とした馬の産駒が、初めて勝利を挙げる瞬間には、言葉にしがたい感慨があります。ジャンダルムというホースコメディアン譲りの愛されキャラだった馬(かつてGI・スプリンターズSでは驚きの逃げ切り劇も演じました)は、種牡馬としてもファンに夢を見せてくれる存在になろうとしていました。その夢を、息子のリエーヴェが小倉の芝の上で確かに引き継いでくれました。ひまわり賞でどこまで名前を轟かせてくれるか、父の分まで、しっかりと見届けたいと思います。

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