カーインライジングが、10月17日のジ・エベレスト(豪G1・ランドウィック競馬場・芝1200m)で2着に敗れ、連勝記録が21でストップしました。単勝1.5倍の断然人気に推された世界最強スプリンターでしたが、テンプテッドに首差届かず、約2年9か月ぶりの黒星です。この記事では、レースの流れと敗因、カーインライジングが積み上げてきた記録を整理します。
出来事の概要
ジ・エベレストはテンプテッドがV、カーインライジングは首差2着
ジ・エベレストはオーストラリアのシドニーにあるランドウィック競馬場で行われる短距離戦で、総賞金は2000万豪ドル、優勝賞金は芝のレースとして世界最高の700万豪ドル(約7億3000万円)です。香港から遠征したカーインライジング(セン6歳、香港・デヴィッド・ヘイズ厩舎、父シャムエクスプレス)は、いつもどおりザカリー・パートン騎手とのコンビで臨みました。
レースは道悪の影響もあってか、カーインライジングは普段より前の位置を取れませんでした。最後の直線では大外に持ち出して猛然と追い込みましたが、先に抜け出したテンプテッド(牝4歳、シャロン・メイハー厩舎、父ストリートボス)をとらえきれず、首差の2着に終わりました。勝ったテンプテッドはチャドレー・スコフィールド騎手が騎乗し、昨年2着の雪辱を果たしています。3着は昨年5着のジョリースター(ジェームズ・マクドナルド騎手)でした。
ヘイズ調教師は枠順を敗因に挙げる
英紙レーシングポストによると、ヘイズ調教師は11番枠が響いたと説明しました。外側に張り付かされた一方で、前にいた馬たちはコーナーを内でロスなく回ったと振り返り、自らの馬は「6頭横並びで悪夢のような展開だった」と表現しています。そのうえで「彼は勇敢だった」と、最後まで脚を伸ばした愛馬をたたえました。
背景にあるもの
カーインライジングの連勝は21でストップ
カーインライジングは、10月8日に発表されたロンジンワールドベストレースホースランキングで、レーティング135の世界1位に立っていました。レーティングとは、競走馬の強さを数値で表した国際的な指標です。前走の9月6日の香港特別行政区行政長官杯(G3)もレコードタイムで圧勝し、香港で21連勝を達成したうえでオーストラリアに乗り込んでいました。
敗れたのは、2024年1月21日にシャティン競馬場で行われたハンデ戦(2着)以来で、およそ2年9か月ぶりのことです。その間、一度も負けずに勝ち続けてきたことになります。
ジ・エベレスト2026の結果を整理
| レース | ジ・エベレスト(豪G1・ランドウィック芝1200m、10月17日) |
| 1着 | テンプテッド(C.スコフィールド騎手) |
| 2着 | カーインライジング(Z.パートン騎手、単勝1.5倍)首差 |
| 3着 | ジョリースター(J.マクドナルド騎手) |
| 賞金 | 総賞金2000万豪ドル、優勝賞金700万豪ドル |
今後どうなるか
世界最強スプリンターの次の一戦に注目
今回の黒星で連勝記録は途切れましたが、敗れた相手との差はわずか首差で、不利な枠と展開の中で見せた末脚は、能力の高さを改めて示すものでした。次走については、今回の報道では触れられていません。香港に戻ってからの動向が注目されます。
ジ・エベレストをはじめとする世界の高額賞金レースについては、世界の高額賞金レースTOP10をまとめた記事でも紹介しています。
押さえておきたいポイント
- カーインライジングはジ・エベレストで首差2着、連勝は21でストップ
- 勝ったのは昨年2着のテンプテッドで、3着はジョリースター
- ヘイズ調教師は11番枠と外を回らされた展開を敗因に挙げた
- 黒星は2024年1月以来、約2年9か月ぶり
管理人のひとこと
21連勝という数字の重みを思うと、負けたこと自体よりも、ここまで勝ち続けてきたことのすごさを改めて感じます。外を回らされながら首差まで迫った末脚は、やはり世界一の名にふさわしいものでした。連勝が止まって肩の荷が下りたと考えれば、ここからまた新しい物語が始まるのかもしれません。次の舞台でも元気な走りを見せてほしいです。
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