デビューから3年目、着実に評価を高めてきた若手騎手が新たな一歩を踏み出します。デビュー以来所属してきた厩舎を離れ、フリーとして騎乗を続けることになりました。
出来事の概要
8月6日付で栗東・フリーへ
JRAは8月6日、高杉吏麒騎手の所属を栗東・藤岡健一厩舎から栗東・フリーへ変更したと発表しました。変更は発表と同じ8月6日付で適用されます。デビュー以来籍を置いてきた厩舎を離れ、いずれの厩舎にも属さない立場で騎乗を続けていくことになります。
直前2週間は騎乗がなかった
今回の発表に先立ち、高杉騎手は7月25日・26日と8月1日・2日に行われた開催で騎乗していませんでした。2週にわたって騎乗のない状態が続いていたことになります。騎乗がなかった理由についてJRAからの説明はなく、今回の所属変更との関係も明らかにされていません。
背景にあるもの
新人王から全国11位へ、上昇を続けた3年間
高杉騎手は2024年に栗東・藤岡健一厩舎からデビューし、その年に新人王を獲得しました。2年目となった2025年には全国11位まで順位を上げ、若手の中でも指折りの存在として名前が挙がるようになっています。3年目の今年はGIの舞台での騎乗も重ねており、重賞初制覇が次の目標として待っている段階です。
今回の所属変更
| 騎手 | 高杉吏麒騎手(栗東) |
| 変更前 | 栗東・藤岡健一厩舎所属 |
| 変更後 | 栗東・フリー |
| 変更日 | 2026年8月6日(JRA発表・同日適用) |
今後どうなるか
フリーという立場で変わるもの
厩舎に所属する騎手は、所属先の管理馬に優先的に騎乗できる一方で、騎乗依頼の幅はその厩舎を軸としたものになりやすい面があります。フリーになると特定の厩舎との結びつきは薄れますが、声をかけてくる相手そのものは広がります。すでに全国上位を経験している高杉騎手にとって、騎乗の場をさらに広げていけるかが問われる立場です。
押さえておきたいポイント
- JRAが8月6日、高杉吏麒騎手の所属を栗東・フリーへ変更したと発表
- 変更は発表と同じ8月6日付で適用
- 2024年のデビュー以来所属した栗東・藤岡健一厩舎を離れる形
- 7月25日・26日と8月1日・2日の開催では騎乗がなかった
管理人のひとこと
所属厩舎を離れてフリーになるという知らせは、字面だけを追えば手続き上の変更にすぎません。ただ、デビューからずっと自分を預かってくれた場所を離れるというのは、若い騎手にとって決して軽い決断ではないはずです。フリーという立場は、裏を返せば誰かが必ず乗せてくれる保証がないということでもあります。それでも、新人王を獲り、全国11位まで駆け上がってきた3年間で積み上げたものがあるからこそ、より広い場所へ出ていく選択ができたのだとも感じます。デビュー当初の注目が落ち着き、本当の実力が問われ始めるのがちょうどこの時期です。高杉騎手がこの変化をどう生かしていくのか、これからの騎乗を静かに見守りたいと思います。
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