【レース解説】サウジカップとは?賞金15億円の「砂上の楼閣」か、日本馬の「約束の地」か。特徴と歴代勝馬まとめ

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「世界で一番賞金が高いレース」として、

近年急速に知名度を上げているサウジカップ(The Saudi Cup)

ランキング記事を見て「1着15億円!?」と驚いてここに飛んできた方も多いのではないでしょうか。

創設は2020年。

歴史は浅いですが、その金額のインパクトと、日本馬の相次ぐ活躍により、今や「日本競馬にとって最重要レース」の一つとなりました。

今回は、この砂漠のビッグレースの「基本データ」から、なぜ日本馬がこれほど強いのかという「攻略のいろは」までを解説します。


📊 サウジカップの基本データ

まずは、「これさえ知っておけばOK」という基本スペックです。

項目内容
格付け国際G1(2022年〜)
開催地サウジアラビア(リヤド)
競馬場キングアブドゥルアジーズ競馬場
コースダート 1800m(左回り)
賞金総額2,000万米ドル(約30億円)
1着賞金1,000万米ドル(約15億円)
開催時期2月下旬
創設年2020年

どんな歴史があるの?

サウジアラビアの国家戦略「サウジ・ビジョン2030」の一環として、2020年に創設されました。

石油依存からの脱却を目指し、観光やエンタメを強化したいサウジアラビアが、「世界中のホースマンを呼ぶには、世界一の賞金を用意すればいい」というパワープレイで作り上げたレースです。

最初は「G1」の格付けすらありませんでしたが、あまりのメンツの豪華さに、創設わずか3年目(2022年)でスピード昇格を果たしました。


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🏜️ コースの特徴:日本の「砂」とは違う?

ここが最大のポイントです。

サウジカップが行われるキングアブドゥルアジーズ競馬場のダートコースには、大きな特徴があります。

それは「ウッドチップが含まれた土に近いダート」であること。

  • 日本のダート: 深い「砂」。パワーが必要で、足抜きが悪い。
  • アメリカのダート: 硬い「土」。スピードが必要。
  • サウジのダート: その中間。クッション性が高く、キックバック(跳ね返りの砂)も少ない。

この独特な馬場のおかげで、日本の「芝の馬」でも走りやすく、また「日本のダート馬」にとっても能力を発揮しやすい。

これが、日本馬がサウジでやたらと強い理由と言われています。

また、コース形態も「ワンターン(コーナーが2回だけ)の1800m」。

枠順の有利不利や、ごちゃつく紛れが少なく、純粋な能力勝負になりやすい公平なコースです。


🏆 歴代優勝馬と「ドラマ」

歴史は浅いですが、勝っている馬は超一流ばかり。

特に日本馬の活躍は目覚ましいものがあります。

優勝馬ドラマ
2020マキシマム
セキュリティ
記念すべき第1回。アメリカの暫定王者※が実力を証明。
2021ミシュリフ欧州の芝馬がダート王者に。サウジ馬場の特殊性を証明。
2022エンブレムロードまさかの地元馬が大金星。単勝万馬券の大波乱。
2023パンサラッサ【伝説】 世界の強豪を相手に「令和のツインターボ」が逃げ切り。日本馬初制覇。一躍時の馬に。
2024セニョール
バスカドール
ウシュバテソーロとの壮絶な追い込み合戦をハナ差制す。
2025フォーエバーヤング【快挙】 新たなダート王の誕生。2026年の連覇を目指す。

※マキシマムセキュリティは後にドーピング疑惑等で賞金支払い保留等の騒動がありましたが、1着入線は事実。

🇯🇵 日本馬のハイライト

  • 2023年 パンサラッサの衝撃「世界の逃亡者」パンサラッサが、スタートから一度も先頭を譲らずハナ差で15億円を持ち逃げしたレース。芝のG1馬がダートの世界最高峰を勝ったことで、「日本馬の強さ」と「サウジの馬場適性」が世界中に知れ渡りました。
  • 2025年 フォーエバーヤングの継承前年2着に泣いたウシュバテソーロの無念を晴らすかのように、若き怪物フォーエバーヤングが勝利。日本ダート界のレベルの高さを決定づけました。

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📝 まとめ:日本馬にとっての「約束の地」

創設当初は「オイルマネーの道楽」などと揶揄されることもあったサウジカップ。

しかし今では、世界中のホースマンが憧れ、最強馬が集う最高峰の舞台となりました。

そして、そこは日本馬にとって「最も稼ぎやすく、最も実力を発揮できる海外G1」でもあります。

賞金ランキングを大きく左右する、2月末の熱狂。

今年もまた、日本馬が砂漠に「君が代」を響かせるのか。

その歴史の証人になりましょう。

👇 このレースで15億円を手にした馬は何位?歴代賞金ランキングはこちら

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