1. 競馬は巨大な「ピラミッド社会」だ!
競馬新聞を見ると、「G1」や「1勝クラス」といった難しい言葉が並んでいて混乱しませんか?
大丈夫です。仕組みはとてもシンプル。 競馬の世界は、実力だけが全ての「巨大なピラミッド社会」で成り立っています。
まずはこちらの図をご覧ください。これが競馬界の全体像です!

いかがでしょうか? 左側が「レースの格(ランク)」 右側が「競走馬の階級(クラス)」です。 この2つは、図のように密接に関係しています。
このピラミッドの登り方を理解すれば、レースを見る目が劇的に変わりますよ!
2. 図解の左側:「レースのランク」を見てみよう
ピラミッドの左側は、レースそのものの「格付け」です。 上に行くほど賞金が高く、名誉あるレースになります。
- 👑 G1(ジーワン):頂上決戦
- ダービー、有馬記念など。歴史に名を残す「伝説」が生まれる最高峰の舞台。
- 🥈 G2(ジーツー):G1前哨戦
- G1へのステップ(前哨戦)として使われることが多い重要なレース。
- 🥉 G3(ジースリー):登竜門
- 重賞の中では一番下ですが、それでもエリートの証。ハンデ戦なども多く、馬券的に荒れやすいのが特徴。
このG1~G3をまとめて「重賞(じゅうしょう)」と呼びます。
それ以下の、ピラミッドの土台部分にあるのが1勝~3勝クラスの「条件戦」や「新馬・未勝利戦」です。
では、どの馬がどのレースに出られるのでしょうか?それを見るのが右側です!
3. 図解の右側:「馬のクラス分け」システム
競走馬たちは、自分の実力(勝利数)に合った「クラス」に所属します。
システムは単純明快。「1つ勝てば、1つ上のクラスに昇級する」という階段方式です。
下から順に登っていきましょう。
① スタート地点:【新馬・未勝利クラス】
- デビューしたての馬(新馬)や、まだ1つも勝てていない馬たちのクラスです。
- 新馬・未勝利クラスは2歳の6月からスタートします。成長を見ながら各々のタイミングでデビューしていきます。
- ここの争いは最も過酷です。 未勝利クラスはずっと面倒を見るわけにはいけないので、3歳の秋までに勝ち上がれないと3歳未勝利クラスのレース自体がなくなります。そこで大半の馬が引退を余儀なくされます。まさに生き残りをかけたサバイバルです。
② 下積み時代:【1勝~3勝クラス】
- なんとか未勝利を脱出すると、次は「1勝クラス」へ。そこで勝てば「2勝クラス」…と階段を登ります。
- 周りも勝ち上がってきた馬ばかりなので、レースはどんどん激戦になります。
- 未勝利クラスと違い期限はありませんので陣営はじっくり育て上げることに注力します。
③ 選ばれしエリート:【オープンクラス】
- 厳しい「3勝クラス」の壁を突破した馬だけがたどり着ける、プロ中のプロの領域です。
- 図を見てください。オープンクラスになって初めて、G1・G2・G3といった「重賞レース」への挑戦権を手に入れることができるのです。
格上挑戦:自分のクラスのレースではなく、あえて格上のレース(重賞など)に挑戦することです。 ただ、出走するには抽選を突破する必要があったり、実力差で負けることが多かったりと、当然ハードルは高いです。
4. まとめ:G1に出るって、すごいこと!
テレビであっているG1レースを見て「この馬惨敗でダメじゃん」と思うことは多いと思います。
しかし、毎年約7000頭もの馬がデビューし、ピラミッドの頂点である「オープンクラス」にたどり着き、さらにG1に出走出来るなんて、ほんの一握りです。
今週末のレースを見るときは、ぜひ新聞の馬柱で「この馬は今、ピラミッドのどこにいるのかな?」と確認してみてください。
それぞれの馬が背負っている「ここまで登ってきたドラマ」が見えてくるはずです。



コメント