ニュースのポイント
- 米国・イスラエルとイランの軍事衝突に関連し、ミサイル攻撃を受けているUAE(アラブ首長国連邦)のドバイには現在、サウジカップデーから転戦した日本調教馬6頭とその関係者が滞在しています。
- 3月28日のドバイワールドカップデーに向け、フォーエバーヤングとアメリカンステージを現地で調整している矢作芳人調教師が3日、現状について言及しました。
- 矢作師は「スタッフのご家族や関係者にご心配をかけて申し訳なく、心苦しい」と何度も繰り返し、「人の移動も困難だが、馬の移動は本当に大変」と現状の厳しさを訴えました。
- 「もちろん人馬の安全が第一」という大前提の上で、現時点でレース中止の情報はないため「プロフェッショナルとして調教を緩めることなく全力を尽くす」と語っています。
- フォーエバーヤングは昨年の経験を活かして輸送後はゆっくり落ち着かせ、3月2日から本馬場での調教を開始し、順調に調整を進めています。
ドバイ滞在中の日本馬と矢作師のコメントまとめ
| 現在のドバイ情勢 | ミサイル攻撃報道など極めて緊迫した状況 ※航空便の停止など、人や馬の移動が困難な状態。 |
|---|---|
| 矢作調教師の 主なコメント | ・「スタッフのご家族、関係者にご心配をかけて申し訳ない。」 ・「馬の移動は本当に大変なんです。」 ・「人馬の安全が第一という大前提のうえ、プロとして調教を緩めず全力を尽くす。」 |
| 矢作厩舎の 滞在馬 (2頭) | ・フォーエバーヤング (牡5・ドバイWC予定) ・アメリカンステージ (牡4・ドバイGS予定) |
| その他滞在中の 日本馬 (4頭) | ・ルクソールカフェ (牡4・美浦 堀厩舎) ・シンフォーエバー (牡4・栗東 森秀厩舎) ・ワンダーディーン (牡3・栗東 高柳大厩舎) ・ケイアイアギト (牡3・美浦 加藤征厩舎) ※全6頭がサウジカップデーからドバイへ転戦し滞在中。 |
編集部からのひとことメモ
世界の矢作調教師の口から何度も「申し訳ない」という言葉が出たことに、事態の深刻さと、現地で陣頭指揮を執る責任の重さが痛いほど伝わってきます。
日本のファンからは「早く帰国させてあげて!」という声が多く上がっていますが、矢作師が「馬の移動は本当に大変」と語る通り、競走馬の国際輸送は検疫や専用の航空機の手配などがあり、人間の旅行のように「チケットを買ってすぐ帰る」というわけにはいきません。
そんな極限の精神状態の中でも、プロフェッショナルとして馬のコンディションを保つために調教を続ける現地スタッフの方々には頭が下がる思いです。
今、ドバイにはフォーエバーヤングを含め6頭の日本馬と、彼らを支える多くの関係者が取り残されている状態です。ただただ無事に、何事もなく日本へ帰国できることを祈るほかありません。


コメント