28年間破られなかった記録が、この日更新された
福島競馬場の芝1800メートルに、鮮やかな末脚が突き刺さりました。第75回ラジオNIKKEI賞(G3・16頭立て)で1番人気に応えたサノノグレーター(田辺裕信騎乗)が、コースレコードを樹立して重賞初勝利を飾りました。
1分45秒2、1998年の記録を0秒1更新
勝ちタイムは1分45秒2。これは1998年に吾妻小富士オープンでアンブラスモアが樹立したコースレコードを、実に28年ぶりに0秒1更新するものでした。長年破られなかった記録が塗り替えられた瞬間、福島競馬場は大きなどよめきに包まれました。
レース結果
| 着順 | 馬名 | 人気 | 着差 |
|---|---|---|---|
| 1着 | サノノグレーター | 1番人気 | ― |
| 2着 | ディールメーカー | 8番人気 | 1馬身1/4 |
| 3着 | リッツパーティー | 2番人気 | 3/4馬身 |
中団後方から、大外一気の決め手
サノノグレーターは道中中団の後方に構え、じっくりと脚をためる競馬に徹しました。最後の直線に入ると大外から鋭い伸びを見せ、逃げ粘る2着ディールメーカーを差し切っての完勝。1番人気の重圧をものともしない、危なげない内容でした。
田辺裕信騎手、福島を知り尽くした好騎乗
手綱を取った田辺裕信騎手は「勝負できると思っていました」と、レース前からの自信をコメントしています。福島競馬場を知り尽くした鞍上ならではの、道中の折り合いと直線での仕掛けどころの巧みさが、コースレコードという結果に結びついたと言えるでしょう。
管理人のひとこと
28年という歳月は、一頭の馬が生まれてから種牡馬・繁殖牝馬として次の世代を送り出すのに十分すぎるほどの長さです。アンブラスモアが打ち立てた記録を、当時を知らない世代の馬と騎手が塗り替えていく――これもまた、競馬というスポーツが世代を超えて紡がれていく証なのだと感じます。中団からの豪脚で結果を出したサノノグレーターと、それを冷静に引き出した田辺騎手のコンビが、この先どこまでこの勢いを伸ばしていくのか。次走以降の動向にも、引き続き注目していきたいと思います。

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