天皇賞(春)2026を堂々制したクロワデュノールが、いよいよ秋の世界最高峰への挑戦を正式表明した。
2026年6月29日、競馬情報サイト・netkeibaの公式X(旧Twitter)が速報。クロワデュノール(牡4歳・国枝栄厩舎)は秋の凱旋門賞(G1・フランス・ロンシャン2400m)を最大目標に、前哨戦として仏G3プランスドランジュ賞(Prix du Prince d’Orange)から転戦するローテーションが確定した。鞍上は引き続き北村友一騎手が務める。
プランスドランジュ賞とはどんなレース?
プランスドランジュ賞(Prix du Prince d’Orange)は、毎年9月中旬にパリ郊外のロンシャン競馬場で行われる芝2000mのG3競走。凱旋門賞の約3週間前に行われる前哨戦として知られており、海外遠征馬にとっては馬場慣らしと実戦感覚の維持を両立できる理想的なステップとなっている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レース名 | プランスドランジュ賞(Prix du Prince d’Orange) |
| グレード | G3 |
| 距離 | 芝2000m(ロンシャン競馬場) |
| 時期 | 9月中旬 |
| 凱旋門賞との間隔 | 約3週間 |
悲願の「凱旋門賞」――日本馬の挑戦の歴史
凱旋門賞(Prix de l’Arc de Triomphe)は毎年10月第1日曜日に行われる、世界で最も権威あるG1競走のひとつ。日本調教馬はこれまで幾度となく挑戦してきたが、いまだ頂点には届いていない。
| 馬名 | 挑戦年 | 着順 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ナカヤマフェスタ | 2010 | 2着 | ワークフォースの猛追にわずか届かず |
| オルフェーヴル | 2012 | 2着 | ソレミアに半馬身差の悲劇 |
| オルフェーヴル | 2013 | 2着 | 2年連続で銀メダル |
| ディープインパクト | 2006 | 3着(失格) | 禁止薬物で失格、涙の無効 |
| ゴールドシップ | 2015 | 14着 | 長旅での疲れが響く |
2着の壁を何度も越えられなかった日本競馬界にとって、クロワデュノールの挑戦は新たなる「夢への使者」として大きな期待を背負う。
クロワデュノールの強み――なぜ凱旋門賞で戦えるのか
距離適性
クロワデュノールは天皇賞(春)の3200mを制した長距離適性を持ちながら、動きのキレと加速力も兼ね備える万能型。凱旋門賞の2400mは絶好の距離設定といえる。
馬場適性
フランスのロンシャン競馬場は日本とは異なる重い芝。しかし前哨戦でロンシャンを1度経験することで、本番への適応が期待される。
北村友一騎手との絆
引き続き鞍上を務める北村友一騎手は、クロワデュノールと息の合ったコンビを形成。国内G1を共に制した経験は、初の海外G1挑戦でも大きな強みとなる。
今後のスケジュール(予定)
| 時期 | レース名 | グレード | 競馬場 |
|---|---|---|---|
| 9月中旬 | プランスドランジュ賞 | G3 | ロンシャン(フランス) |
| 10月第1日曜 | 凱旋門賞 | G1 | ロンシャン(フランス) |
管理人のひとこと
「クロワデュノールが凱旋門賞へ」――この一報を目にした瞬間、思わず画面から目が離せなくなりました。
思い起こせば、2012年のロンシャン。オルフェーヴルがソレミアにわずかに刺され2着に沈んだあの瞬間、テレビの前で言葉を失った日本中のファンの姿が脳裏に浮かびます。あれから14年――。
クロワデュノール(Croix du Nord)、その名は「北の十字星」を意味します。漆黒の秋空のロンシャンで、その名に恥じぬ輝きを放ってくれることを、心の底から信じています。北村友一騎手と馬が一体となった瞬間を、今秋のパリで見届けましょう。

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